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続落~朝安後下げ渋り

今日の東京株式市場は続落しました。


日経平均 7,376.16(-40.22)円
TOPIX 735.28(-4.25)
225先物(09/03) 7,380(0)円


USD/JPY(15:30) 92.98円(みずほCBリファレンス)



・週初からなんだか重い相場付きとなりました。


・NY市場。ドット上院議員が「少なくとも短期間」は、一部金融機関の国有化が必要と述べたことで金融株中心に急落して始まり、安値を切り続ける展開が続きました。その後ホワイトハウスのギブス報道官が、銀行システムは民営が正しいと確信、政府による十分な監督が必要と述べたことから買い戻しが入り下げ渋りの展開となりました。CNBCで財務省が来週にも金融安定化策の一部詳細を発表するとの報道も買い戻し材料となりました。原油相場が軟調だったことからエネルギー株も軟調でDJIAを押し下げに寄与しました。DJIAは100ドル安、CME225先物は大証比85円安の7,295円。債券市場は朝方から金融機関の国有化をにらんで質への逃避から買い進まれ、10年債利回りは2.79%(前日は2.84%)。金相場が1トロイオンス1,000ドル突破、一時1,007.70ドルまでありました。


・東京株式市場、前場。寄り付き前の外資系証券の動向は、11社ベースで売り3000万株、買い790万株、差し引き2210万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越し観測となりました。7時過ぎに商工ローンのSFCGが民事再生法申請、負債総額3380億円との報が流れました。寄り付きから売り気配で始まり、買い戻しが入るものの戻りも鈍く、その後は金融問題の懸念から再度下を試す展開、先物で一時7,190円の安値までありました。その後は7,200円台で一進一退も、10時30分前に、


米政府はシティの普通株最大40%取得の可能性


との報道が流れ、売り方の買い戻しを誘う形で一気に戻っていきました。一時7,400円のところまで戻して、高値圏での引けとなりました。

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・後場。先物で7,410円まで買われ、現物もプラス転換する場面まであったものの、買い戻しはほぼこの段階で一巡、その後は戻り売りに押される展開となり小幅安での推移となっていきました。14時台に一時7,310円まで売られ、下げ幅を拡大する場面までありましたが、GLOBEXがしっかりの推移だったことや国内の年金資金などの買い支え観測からその後は再度下げ渋り。朝方揃って新安値を付けていたメガバンクの一角もプラス圏で推移していきました。結局引けは小幅続落となりました。債券市場は小幅高。朝方はNYの地合を引き継ぎ、質への逃避から買われる場面もあったものの、政府のシティ株取得の話から値を消す展開となりました。JGBFは11銭高の139.61円。外為市場は昼過ぎにかけてクロス円が堅調に推移していきました。


・ここで焦点となるのは、おそらく米国でも金融機関の国有化へのプロセスづくりになっていくのだろうと思われます。その際、


①長銀・日債銀方式(完全国有化)=株主責任を問う
②りそな方式(部分国有化)=株主責任を問わない


このところにおいてどのようにシティやバンカメを扱うのかがポイントとなりそうな感じです。株主責任を問うた場合には新たな破綻懸念先を探しては株価をつぶす相場展開になる可能性があり、問わない場合にはモラルハザード云々が問われそうな感じでどちらも議論が分かれるところかと思われます。このあたりに関してはまだまだ観測の範囲内であり、実際当局はどのように金融機関の国有化を実施していくのか、スキームを見極めていく必要があろうかと思われます。



・あとは、シティの話題に隠れていたものの、大引け直前にWSJで「GM、クライスラーに400億ドルの融資検討」との報道もありました。これによれば米財務省のアドバイザーが、これら2社の破綻に備えた融資に400億ドル必要とされるという話です。GMも足元見れば株価は2ドル割れ。Xデーに備えた準備に入ったと、とみることができます。


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by kabu-gion | 2009-02-23 17:09 | マーケット雑感


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