反発~中国頼み

今日の東京株式市場は反発しました。


日経平均 7,290.96(+61.24)円
TOPIX 732.04(+5.24)
225先物(09/03) 7,270(+60)円


USD/JPY(15:30) 98.46円(みずほCBリファレンス)



・昨日と同じような相場展開、売りフローが少なかったことが反発まで結びついた感じですね。


・NY市場。経済指標では1月の住宅販売保留指数が発表され、調査開始以来最低水準の80.4(前月から7.7ポイント減少)となり、ホームデポなどが軟調となりました。バーナンキFRB議長の議会証言では、金融安定化策で追加資金が必要なのかどうかはストレステストと経済動向次第と表明したことから、金融システムをめぐる懸念が蒸し返され、金融株も軟調。さらに引け前に米国新車販売では前年同期比でGMが-51.1%、クライスラーが-41.7%、フォードが-46.0%、トヨタが-39.0%、ホンダが-35.4%、日産が-34.5%となりました。ただ、この日の相場は終始方向感に欠ける展開の中でGEの大幅減配が地合を重くしたような感じでDJIAは37ドル安、SP500は700ポイント割れとなりました。CME225先物も大証比145円安の7,065円。債券市場も軟調、バーナンキ議長証言で銀行救済の財源となる国債発行増額懸念や、来週の中長期債の入札規模が合計600億ドルとなるとの観測から売られる展開となりました。10年債利回りは2.89%(前日は2.84%)。


・東京株式市場、前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2350万株、買い1350万株、差し引き1000万株の売り越し、金額9社ベースも売り越しとの観測となりました。寄り付きは売り気配で始まり、7,120円で寄り付いた後は7,100円から7,150円までの上下50円の間でのもみ合いとなりました。米国新車販売の落ち込みを受けて輸出関連に売りが出され、保険株も安い展開となりました。小幅なレンジ取引が10時30分あたりまで継続しましたが、中国のPMIが49.0となり、前月から上昇し、上海株式が堅調に始まったり、公的資金の買い観測から買い戻しを誘発、前場の高値圏で引けました。


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・後場。昼休み中に中国国家発展改革委員会(NDRC)の高官が、インフラや製造関連の財政支出を積み増すと報道され、SGX225先物がしっかり推移していたり、あるいは昼休みのバスケット取引が600億円成立して「買い決め」との観測だったりしたことから、後場寄りは窓を空けてスタート。現物も12時35分にはプラス転換となりました。銀行株の一角も新安値から切り返すなどし、さらには中国関連で鉄鋼、建機のセクターがしっかり。13時台は7,200円台後半のレンジ取引となりましたが、14時台には引けに成り買い注文が結構出されているのではないかとの観測から買い戻し急、7,300円を上回るものの、その水準では戻り待ちの売りに押され、やや上値が重たくなるままでの引けとなりました。債券市場は軟調、地方債の起債ラッシュとなり、中期ゾーン中心に売り優勢、JGBFは21銭安の138.97円。外為市場は朝方発表された豪10-12月GDPが予想外のマイナスで豪ドルが売られる展開の流れからユーロも売られ、対ドルで1.25の節目を割り込む展開までありました。


・今日の相場も昨日と同じような感覚、ちょっと作為的な感じもしましたね。前場中頃から下値を固めて、後場にバスケットで買い決め、引け成り買いを入れる仕草をするような買い方が目立つのです。こういう相場展開では下値は堅いのでしょうけど、「相場のダイナミズム」というものが感じられなくなりますね。100年に一度の金融危機、株価底割れ懸念、逆資産効果から守る、金融機関の決算を控えているという意味でこのような需給構造を3月に設定することは大事なのですが、逆にこの構造がなくなる4月以降の底割れ懸念は留意したいところです。

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by kabu-gion | 2009-03-04 17:30 | マーケット雑感


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