3日続落~7,000円の攻防

今日の東京株式市場は続落しました。


日経平均 7,054.98(-31.05)円
TOPIX 703.50(-7.03)
225先物(09/03) 7,040(-10)円


USD/JPY(15:30) 98.36円(みずほCBリファレンス)



・何とか踏みとどまった感がありました。でもダイナミズムには欠ける相場ですね。


・NY市場。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が米経済が「崖から落ちた」との発言や、世界銀行が8日に提出した報告では、今年は世界的にマイナス成長に陥る可能性が高いと指摘したことから売り優勢で始まりました。しかし、FDICが保証する社債を85億ドル相当を発行するとしたバンカメが急伸し、金融株が高い展開もあってプラスに転じるものの、医薬品大手のメルクが同業のシェリング・ブラウを411億ドルで買収で合意したことで、メルクがDJIAの足を引っ張り、やや乱高下気味な様相となりました。結局DJIAは79ドル安、連日で安値更新となりました。債券市場は横ばい。大規模供給に対して市場が消化できるかという懸念と一段の株安を警戒する投資家が低リスク資産である米債の保有を増やしているとの強弱観が入り混じる展開となりました。10年債利回りは2.86%(前日は2.87%)。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2460万株、買い1310万株、差し引き1150万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り前のSGXでは7,000円割れの水準で始まりましたが、寄り付きは7,060円でスタートしました。その後は買い戻し優勢となり、9時38分には現物もプラス圏に浮上し、7,100円台を回復するものの、上値も重くなっていきました。与謝野財務相が閣議後の会見で「政府は株価下落による信用収縮効果に断固立ち向かう決意」との発言がありましたが、反応は限定的。薬品株などディフェンシブ株中心に売りが入る展開となり、安値圏での前引けとなりました。


a0120390_1792549.gif



・後場。香港市場でHSBCが14%高となっていたり、バスケット取引で若干ながら買い決め優勢と観測されたことから後場寄りは持ち直し、7,060円でスタートしました。その後は再度7,000円割れへのトライの動きとなり、一時7,010円までありました。しかし、7,000円を割らせない向きの買いが入り、その後は7,000円台中盤のところでのもみ合いの終始しました。一旦現物はプラス圏に推移する場面もありましたが、上値を追うには乏しく、後場の値動きは上下80円程度に収まりました。債券市場は軟調。与謝野財務相が「財政規律派としての仕事は昨年末で一時中止。赤字国債発行などあらゆる手段を容認する」との発言から急落する場面もありましたが、11日が3月限の最終売買日であることを控え小動きとなりました。結局JGBFは前日比6銭安の138.68円。



・今日の相場に関しては、あまりに7,000円を意識するばかりに値動きが乏しくなったという感もありますが、先物市場に関してはメジャーSQをにらんでのロールオーバー動向が気にされたのではないかという感じもしますね。限月間スプレッド取引では225型で28,361枚、TOPIX型で152,891枚と昨日よりも膨れてきたこともあり、市場参加者の多くが(スプレッド取引が順調に進む)膠着相場を望んでいたのではないかともとれるのです。SQ前に相場が動きやすくなるのはロールオーバーがほぼ峠を越え、オプションの動向が気にされるタイミングという感じがしますね。


・日経から、日経平均入れ替えのお知らせが出ました。


 日本経済新聞社と日本経済新聞デジタルメディアは10日、日経平均株価の構成銘柄から明治製菓と明治乳業を除外し、明治ホールディングスとマルハニチロホールディングスを採用すると発表した。

 明治製菓と明治乳業は共同持ち株会社設立により上場廃止となるため除外する。銘柄入れ替え基準に従い、両社の事業を継承する明治ホールディングスを採用するとともに、両社の所属する消費セクターから市場流動性の高い銘柄を補充する。

 2銘柄の除外は上場廃止日の26日に実施し、マルハニチロホールディングスを同日補充のうえ、明治ホールディングスを上場翌日の4月2日に補充する。

 新たに採用する2銘柄のみなし額面は、マルハニチロホールディングスは50円、明治ホールディングスは500円。日経平均は3月26日から4月1日までの間、224銘柄で算出する。


とのこと。事前予想では消費セクターの中でヤマダ電機とマルハニチロのどちらかといわれてきたのですが、低位株のマルハニチロのほうが採用しやすかったようです。パッシブ運用で仮にヤマダ電機のみなし額面を50円にした場合では1単位に必要な資金が362万円(みなし500円でも36万円)、マルハニチロは10万8000円ですから、コスト負担のない銘柄を採用したということになるのでしょう。



・三市場信用残について。


信用売り残 890,237(-23,954)百万円
信用買い残 1,109,219(+49,284)百万円
信用倍率 1.24(前週は1.15倍)


こんな感じで信用残が増えてきています。バブル崩壊後安値を更新してという相場ですから売りは手仕舞い、さらに突っ込み買いを敢行した個人投資家も多かったということがうかがい知ることができます。


-------------------------------------------------------------------------------------

「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-03-10 17:12 | マーケット雑感


<< 急反発~底割れ寸前でびっくり高 続落~終値ベースでバブル後最安値更新 >>