急反発~底割れ寸前でびっくり高

今日の東京株式市場は反発しました。


日経平均 7,366.73(+306.75)円
TOPIX 722.28(+18.78)
225先物(09/03) 7,390(+350)円


USD/JPY(15:30) 98.37円(みずほCBリファレンス)



・昨日のNYのびっくり高。DJIAもNASDAQも見事な引けピン。あれだけやっちゃうとお見事。


・NY市場。シティグループのパンディットCEOが「1-2月の業績は黒字」という社内メールが報道ベースに乗ってしまったことから金融株にショートカバーが一斉に入りました。さらにバーナンキ議長が講演で金融規制の抜本的な改革が金融市場の拡大と破裂のサイクルを抑制できる旨の発言を行ったことも好感されました。さらに急騰劇を誘ったのが、米下院金融委のフランク委員長が空売りに対してアップティック・ルールの復活を1か月以内に検討すると伝わったことでショートスクイズの様相。9日にGEが政府保証債80億ドルを発行することも追い風。高値引けにDJIAは379ドル高、NASDAQは89ポイント高。債券市場は株高を背景に軟調。過去最大規模の3年債入札が行われ、応札倍率が2.26倍とやや不調(前回は2.67倍)な印象も地合を悪くさせたようでした。10年債利回りは3.00%(前日は2.86%)。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文は11社ベースで売り2220万株、買い1640万株、差し引き560万株の売り越しながらも、金額ベースでは小幅買い越しとの観測となりました。寄り付きはCME225先物清算値7,390円に鞘寄せして買い気配でスタート。金融関連が軒並み寄るのに時間がかかる展開となりました。先物で7,340円で寄り付いた後はもみ合い、一旦は7,280円まで上げ幅を縮小する場面があったものの、寄り天にはならず、高値圏でのもみ合いとなりました。先物市場の動きでは寄りついた後上下70円程度の動きに留まりました。


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・後場。中国の2月貿易収支は48.4億ドルの黒字となり、市場予想を下回る程度まで貿易黒字が縮小したことから豪ドルなどに売りが出されていたものの、株式市場的にはネガティブ視されることなく、後場寄りは前場の高値を抜く7,390円でスタートしました。先物市場ではやや大口のロットの売買が飛び交うも徐々に落ち着いて、もみ合う展開となりました。野村HDのファイナンスに伴うTOPIXのリバランス(本日引け値ベース)が行われることから、TOPIX先物に2,750枚の売り需要からTOPIX先物が前場の安値を切っていく展開、加重型の電気・ガスや通信などが値を崩す形で推移していきました。一方で225型の値嵩株は強い展開、NT倍率が急拡大していく形、引けでは現物ベースで188bpの差ができてしまいました。債券市場は軟調も押し目は買われ下げ渋り(切り返す場面も)、JGBFは5銭安の138.63円。



・シティ。1-2月に黒字が出せるのは、考えてみればそんなに違和感はないようにも思われます。単純に銀行業務そのものを考えてみれば今の米国の300bpの長短金利差はかなり追い風で、パンディットCEOが「1-3月期は2007年以来で最良の業績になる」との見方をするのはある意味分かりやすいです。但し、景気が悪いですので、2009Q1も貸倒引当金の大幅計上があるのでしょうから、赤字着地になる見方は強いのでしょうけど。


・あとは、米国個別株オプションの相場表を見ると、それだけ買い戻しニーズが強いような感じがしますね。シティの2.5ドルコールの建玉が27万枚ですから、売り方が担がれればそれだけ現物にヘッジを入れるニーズは強くなるわけです。6ドル割れまで突っ込んだGEも然りです。


シティ


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GE


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・まぁ、それ以上にアップティックルール復活という話が売り方にはたまらないわけでして、これがNY市場を暴騰させた最大の原動力となりました。

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by kabu-gion | 2009-03-11 20:16 | マーケット雑感


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