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反落~不気味な相場

今日の東京株式市場は反落しました。


日経平均 7,198.25(-177.87)円
TOPIX 700.93(-21.35)
225先物(09/03) 7,150(-240)円
同(09/06) 7,090(-220)円


USD/JPY(15:30) 96.35円(みずほCBリファレンス)



・いやはや、気味が悪い相場だなぁ、と思ってみたらTOPIXが700割れに225が安値引け。指数以上に中身が悪い相場ですね。


・NY市場。朝方、ガイトナー財務長官がテレビ番組で民間投資家にも公的資金を提供し、不良資産の購入を後押しする計画であり、「金融システムにおける利用可能な資本、銀行の不良資産処理を開始するための動機付け、投資家が不良債権を購入する資金を賄う仕組みを確保する必要がある」と発言しました。これを受け金融株が続伸する形でDJIAは一時7,000ドルの大台に乗せました。しかし、原油相場が下げ、エネルギー株などが下落し上値は重く、指数はマイナスに転じました。終盤にJPモルガンのダイモンCEOが昨日のシティよろしく「1-2月の業績は黒字である」とのことから引けにかけてプラス圏に浮上、DJIAは3.91ドル高の6,930.40ドル、NASDAQはしっかりで13.36ポイント高の1,371.64。債券市場は反発、10年債(180億ドル)の入札が行われ、応札倍率が2.14倍(前回は2.21倍)となったものの最高落札利回りが3%を超えたことから買いを誘い、10年債利回りは2.91%(前日は3.00%)。NZ中銀が政策金利を50bp利下げし、政策金利を3.0%としました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2030万株、買い1620万株、差し引き410万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り前の8時50分に10-12月GDP改定値が発表され、速報値年率-12.7%に対して、


-12.1%(前期比-3.2%)


と上方修正されました。これを受けてもSGXはあまり反応なく、小幅安推移となっていました。寄り付きは現物で55円安で始まりました。今日も昨日と同じく加重型が軟調で、TOPIXが225に対して70bp以上のアンダーパフォームといった状態となりました。225先物ではロールオーバーの最終盤ということもあり、動意薄の展開となっていました。中国指標を見極めたいとする動きもあり、押し目買いの動きも限定的となっていました。


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・後場。昼休みに発表された1-2月中国鉱工業生産が前年比+3.8%(Est. +6.4%)、1-2月小売売上が前年比+15.2%(Est. +16.5%)となりました。これを受け上海が一段安、香港もHSBCの上げを打ち消す展開となっており、さらに外為市場でドル円が96円台前半まで急速に売り込まれる動きも嫌気され、後場寄り前のSGXで安値を切っていく動きとなりました。後場寄りは窓を空けてスタートしました。その後は7,250円の権利行使価格を意識した展開で推移していきましたが、TOPIXはじり安基調、次第にバブル後のザラ場安値700.83が意識されました。ただ、時折大口の買いも入り、7,200円ラインでは買いが入る場面もありましたが、加重型にはさらに売りが入る展開、14時13分にTOPIXは700の大台割れとなり、一時698.46までありました。引けにかけてMSCIのリバランスが行われ225は安値引け、TOPIXは辛うじて700に乗せて引けました。先物市場も期近が安値引けとなりました。債券市場は急上昇。5年債入札に絡むヘッジ外しの動きが活発化、JGBFはストップロスを巻き込み42銭高の138.92円。



・昨日から妙だったのが加重型(TOPIXウエイトが大きい=浮動株時価総額が大きい)の銘柄の売られ方が酷かったかなぁ、という感じでした。例えば、昨日のような地合なのに(一時みずほを時価総額で抜いた)りそなが大幅安になっていたり、NTTも大陰線を引いていたりしていました。さらにNT倍率を追ってみると、昨日の寄り付き段階から今日の引けにかけて物凄く拡大しているのです。


NTスプレッドのティック


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NT倍率の日足チャート


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昨日は長大陽線、今日も大陽線なのです。加重型の売りが何故出ているのかは分かりませんが、この動きは極めて不可解です。りそな買いのメガバンク売りのアンワインドだとか、公益売りだとか、TOPIX型の裁定解消とかそういったことが考えられるのでしょうけど、例えばNTTで1000万株の売買をやってみたり、そういう読み筋とは異なるJFEが大商いで6%急落してみたり、あるいは裁定解消とはいいつつもTOPIXの現先のスプレッドは終日順鞘だったり(つまり現物主導の換金売りの可能性が高い)、どうもよく分かりません。海外年金筋の売りが出されているという市場観測が流れてはいたのですが、実際のところはわかりません。よくわからないときの換金売りって結果大抵ロクなことがないのが一昨年からの信用収縮・金融危機相場の特徴でもあります(典型的な例が2007年8月の売買代金5兆円超えの相場、指数はしっかりも中身は相当酷かった)。何も起こらなければいいなぁ、と。



・GDP改定値。外為市場では上方修正好感で円買いなんて言われていたりするのですが、上方修正の主因が在庫の寄与拡大(すなわち在庫増)だったわけで、あれをもってポジティブとするのはいかがなものかとも思うわけです。法人企業統計でも示されたとおり民間企業設備はやっぱり下方修正だったわけで、個人的にいえばネガティブ色が強かった印象がありますね。



・投資主体別売買動向。


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外国人の売りが再度増加基調です。下値では年金の買いが相変わらず目立ち、個人が果敢に突っ込み買いをしているなぁ、という感じですね。個人にしてもちょっと信用の買いが増えてきており、今のところ回転が効いていません。これで底割れになるとこのゾーンでしこりを作ってしまうこともあまり良い印象を持ちません。


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by kabu-gion | 2009-03-12 17:31 | マーケット雑感


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