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続伸~悲観論は後退?

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 7,704.15(+134.87)円
TOPIX 741.69(+17.39)
225先物(09/06) 7,480(+170)円


USD/JPY(15:30) 98.21円(みずほCBリファレンス)



・ETC関連株が大幅高だったとか。それでJRが安い、明暗分かれますね。


・先週末のNY市場。ミシガン大学消費者信頼感指数が56.6(前月は56.3)となりこれを好感する動きとなりました。個別にはサンフォード・バースタインが医薬品のメルクの投資判断を引き上げたりするなどし、小幅ながらも続伸基調となりました。終盤にシティのパーソンズ会長が、政府の追加資本注入は必要としていないとの発言も買い安心感を誘う展開となりました。DJIAは53.92ドル高の7,223.98ドル、NASDAQは5.40ポイント高の1,431.50。債券市場はやや軟調。株高や中国の温家宝首相が米国の信用力について懸念を表したことから長期債中心に売りが出されました。10年債利回りは2.89%(前日は2.86%)。


・G20では、以下のことが声明文に盛り込まれました。


①あらゆる形の保護主義に対抗すること
②金融システム上、重要な機関の健全性を確保するために行動
③IMFの強化
④非伝統的な政策手法を含む金融緩和の維持
⑤金融システムのシステミックリスクの集積を防ぐためマクロ健全性監督を強化
⑥好況時における資本バッファーの積み増しやレバレッジを制限する措置などにより金融規制が経済循環を増幅するのではなく、抑制するようにする
⑦信用格付け機関の監督



・またOPECでは追加減産を行わないことを決めました。


・東京株式市場、前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2050万株、買い1220万株、差し引き830万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越し観測となりました。寄り付きは60円高でスタート、メガバンクなどは買い気配で始まりました。本日は先週末と打って変わって加重型(TOPIX型)が堅調となりました。今週にもバッドバンク設立構想を発表すると伝えられたことから先物は7,600円台でしっかり、指数も100円を超える上げ幅となっていきました。前引けにかけても買い優勢となり、先物は高値引けとなりました。OPEC減産打ち止めから原油先物が時間外で急落、石油や鉱業が逆行安となりました。


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・後場。後場寄りは前引けよりも20円安いところでスタート。その後は上値が重く高値圏でのもみ合い商況となりました。13時に不動産経済研究所から2月の首都圏・近畿圏のマンション販売が伝えられ、販売戸数は前年比-27.5%だったものの、在庫減が確認されたことから不動産株が上値追いの展開となりました。指数は小幅なレンジで終始推移したものの、引けにかけてはやや利食い売りなども入り、後場の安値圏での引けとなりました。債券市場はしっかり。日銀会合において国債買い切りオペの増額思惑から買い戻し優勢の展開、JGBFは24銭高の138.91円。



・G20についての雑感。まぁ、20カ国で決められることなんかは限定的でしょう。英米と欧州との財政規模拡大に関する意見の食い違いがみられたりもしましたしね。個人的にはスイス国立銀行(SNB)が大規模売り介入を行ったことを受け為替問題にも論議されるのかな?と見ていたのですが、これに対しては何も話し合われず、市場ではこの問題に対してG20で黙認したという解釈なのでしょうか。先週はちょっとこの介入について批判的な意見を述べましたが、逆に捉えればファンディング・カレンシー(調達通貨)には売り材料として潜在的に市場に意識されることにより、中期的にこの材料はドル円相場を下支えする可能性を含んでいることに注目したいと思っています。


・さらに言えば現状の金融危機の下ではファンディング・カレンシーが高止まりすることはあまり好ましくないという認識があるのかな?とも思えます。この間テレビ番組で韓国の住宅ローンが円建てで行われていて、円に対してウォン安が進むとローン返済負担が重くのしかかり金融やら経済を疲弊させるとの報道がなされていましたが、これと一緒で、東欧でもCHF高でCHF建ての住宅ローン返済が経済を苦しめているという指摘もあります。目先東欧は世界経済の火薬庫という認識がありますから、このあたりはG20で黙認せざるを得なかったというのが実情なのかもしれません。


・今週は内外で金融政策会合が行われます。この焦点は国債需給を如何にしてタイト化させることができるか、ということになるのでしょう。FOMCに関しては長期金利の高止まりが住宅ローン借り換えを阻害してしまったり(=バッド・アセットの元凶となる)、あるいは起債条件を不利にさせたり、ある意味クラウディングアウトを阻止する政策を打ち出せるかどうかということになるのでしょう。現状の社債市場に関してはクラウディングアウト、というよりも信用収縮から社債スプレッドが拡大し、起債が難しくなったことが企業の資金調達を難しくした起因であるとみていますが、いずれにせよ長期金利が高止まりすることは住宅ローンにせよ社債にせよ資金調達には明らかにマイナスですから、この点で有効な施策を講じることができるかどうかが今の金融政策に求められるところです。


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by kabu-gion | 2009-03-16 16:55 | マーケット雑感


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