「ほっ」と。キャンペーン

まちまち~権利確定日で駆け込みの動きも

今日の東京株式市場はまちまちとなりました。


日経平均 8,479.99(-8.31)円
TOPIX 818.49(+5.77)
225先物(09/06) 8,440(+40)円


USD/JPY(15:30) 97.57円(みずほCBリファレンス)




・TOPIXは8連勝、SQ日から負けなしなのです。4年ぶりなのですね。


・NY市場。寄り付きから金融株中心に利食い売り優勢でスタートしました。プリンストン大学のクルーグマン教授が銀行の国有化について「最終的にはそうなるだろう」と述べ、「預金者は保護されるが、大手銀行は接収される」との発言も重しとなりました。金融株はウェルズ・ファーゴが-10.65%、JPモルガンが-9.15%、バンカメが-8.33%。2月のFHFA米住宅価格指数は前月比+1.7%となったこともあり押し目買いにプラス圏に浮上する場面もありましたが、利食いが勝った格好の展開で、DJIAは115.89ドル安の7,659.97ドル、NASDAQは39.25安の1,516.52。債券相場はまちまち。2年債入札が行われ、応札倍率が2.71倍(前回は2.63倍)と好調な結果となりました。またFRBの買いオペで30年債も含まれるということが買い材料となったものの、依然として需給懸念がくすぶる形。10年債利回りは2.70%(前日は2.65%)。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り3370万株、買い1480万株、差し引き1890万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。8時50分に貿易統計が発表され、市場予想109億円の赤字に対して824億円の黒字となりました。輸出・輸入が大幅減となったものの、対中輸出は前月増となりました。寄り付きは小幅続伸で始まりました。しかし、先物で8,460円で寄り付いた後は売りが出され、その後はマイナス圏での推移となっていきました。但し、3月期末の権利付き最終売買日ということもあり公益株など高配当株を中心に駆け込みの買いが入り、加重型はしっかりに推移していました。しかし、ドル円相場が貿易黒字を受けたり、あるいは仲値でのドル余剰観測、ユーロ中心にクロス円の売りなどが出され97円台に入る局面で輸出株中心に売りが優勢、指数はじり安となっていきました。10時31分には先物で8,340円まで売られる場面もありましたが押し目買いも入り、前引けはやや戻して午前の取引を終えました。


a0120390_1734794.gif



・後場。後場寄りは前引けよりも40円高いところで始まりました。その後、バスケット買い観測や、中国人民銀行が経済の底打ちを宣言したとの報道から先物でも8,500円のゾーンを超えるところまで買い進まれました。しかし、ドル円が午後も軟調推移、その後14時台の8,370円のところまでもみ合いながら下値を切り下げる展開が続きました。そして売り一巡後は買い戻しなどが入ったり、中国関連の商社や鉄鋼などがしっかりでプラス圏に浮上する場面もありました。結局引けでは225は小幅安もTOPIXはしっかりで取引を終えました。債券市場は軟調。2年債の入札で中長期ゾーンへの売り圧力があったほか、海外勢とみられるまとまった株先買い/債先売りがあるとの観測でJGBFは42銭安の139.03円。



・今日で受け渡しベースでの本年度相場が終わりました。3月の月中平均は日経平均で7,560.46円、TOPIXは740.87となっています。そして明日からは実質新年度相場入りします。これまでは2月からの下落局面からバッドバンク構想の不透明さやら、米銀の国有化懸念やらの問題でTOPIXは700ポイント割れのところまであったのですが、シティの業績改善報道から公的のリフティングでよく800台まで戻したなぁ、という感じでしょうか。



ゴールドマン・サックスの公的資金返済計画のニュースがポジティブな材料として受け止める向きがありました。もともとゴールドマンの収益性は堅固だったのですが、リーマン・ショック以降は保有資産やトレーディング環境において流動性危機からのボラティリティ・リスクに晒され、当局から予防的な処置としてTARPの一斉資本注入を受けるところまで甘んじ、投資銀行の旗を降ろして銀行持ち株会社となってしまったわけです。しかし、今年に入ってから金融当局の必死の流動性供給策によりボラティリティ・リスクが収束しはじめ、収益環境が改善していきました。


・公的資金返済の根本は収益性の改善にあったりするのでしょうが、AIGの巨額ボーナス問題に端を発した当局の金融監督強化で政府介入を嫌がったのも一因なんでしょう。4月にも結果が出るストレステストで再度資本注入を受けざるをえない金融機関が出てくることも十分想定され、金融業界そのものは依然として厳しい状態なんでしょうが、今後ゴールドマンに追随できる金融機関とそうでない金融機関との差は、歴然としていくのでしょうね。それを見極める作業こそが4月相場の焦点だったりするのかもしれません。



-------------------------------------------------------------------------------------

「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-03-25 17:05 | マーケット雑感


<< 急上昇~踏み上げ相場の様相 続伸~ガイトナー効果と御祝儀買い? >>