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急上昇~踏み上げ相場の様相

今日の東京株式市場は上昇しました。


日経平均 8,636.33(+156.34)円
TOPIX 826.81(+8.32)
225先物(09/06) 8,710(+270)円


USD/JPY(15:30) 97.77円(みずほCBリファレンス)



・ちょっと後場急用が入り出かけていたら、こんなに騰がるとは...TOPIXは9連騰。


・NY市場。乱高下の展開となりました。朝方に発表された経済指標では2月の耐久財受注が前月比+3.4%、2月新築住宅販売が+4.7%となり、事前予想に反してプラスというサプライズから買い優勢の展開、上値追いの様相となっていきました。しかし、5年債入札において、落札結果で応札倍率が2.02倍となったことで不調、債券が急落、株式市場も景気対策の財政支出に伴うファイナンスが上手くいかないのではないかとの見方からそれを嫌気して110ドル安まで下げる場面がありました。ただ、債券相場が下げ渋ると買い戻しも入り、DJIAは89.84ドル高の7,749.81ドル、NASDAQは12.43高の1,528.95。10年債利回りは2.79%(前日は2.70%)。そしてもう一つ乱高下だったのが外為市場。ガイトナー財務長官の会見でIMFによる特別引き出し権(SDR)の拡大に言及(中国人民銀行の周小川総裁の報告書で、IMFに対して「スーパーソブリン通貨」創設を求めたことによる回答)とのことからドルが全面安、ドル円も96円台に入る場面がありました。その後ガイトナー財務長官が「強いドルは米国の国益」との発言がありその後は値を戻していきました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2180万株、買い1380万株、差し引き750万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り付きは先物は小幅高、現物は配当落ちから見かけ上安く始まりました。寄りついた後は買い優勢となり、一時8,500円まで買い進まれ現物もプラスに転じる場面がありましたが、次第に戻りのピッチの速さから売りが出される展開となり、先物で一時8,390円までありましたが、その後はじりじりと値を戻していく展開、10時台は7,500円を挟んでの取引となり、前引けは前場の高値引けとなりました。


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・後場。後場寄りは前引けよりも安いところで始まったのですが、すかさず買い戻しが入り、8,570円円まで買い進まれて行ったあとしばらくの間はもみ合いとなっていたのですが、14時過ぎから為替市場の円安基調をバックに再度騰勢を強め先物主導で現物も8,600円に乗せました。ファーストリテイリングだけで指数を37.37円押し上げるように裁定買いがかなり入っての展開となっていました。結局現物は高値引け、先物はさらに一段高く引ける展開となりました。債券市場は軟調。投機筋による株先買い/債先売りの流れなどから下落、JGBFは55銭安の138.48円。



・今日のところの上昇については短期筋の買い戻し?それとも債先売り/株先買いといったようなトレードをするようなCTA主導相場が復活したのか?という2つの需給的な考えがあるのですが、よくは分かりません。それも加重よりも単純平均型が強い展開、NT倍率が現物ベースで10.45倍まで跳ね上がっていきました。今日は配当落ちなのですから、それを考えると日経平均で実質220-230円高ですから、相当強い相場付きだったということになるのでしょう。


・しかし、ちょっと気になるのは債券動向。英国債40年債が7年ぶりに「札割れ」を起こし、米国5年債も不調。これまで米国では大規模な入札が行われてきて、いずれも良好~無難の水準で乗り切ったのですが、ここにきて旺盛な債券買いが衰えてきたという感じもします。FRBの買い切りオペは下支えになるのでしょうが、昨日のように米債が売られてドルが売られていく動きというのは嫌な傾向(もし株が安ければトリプル安)でして、今後もこの傾向が続くようだと米国からの資本流出を懸念する必要が出てきます(嫌なドル安)。ただ、足元でリスクアペタイトが高まっていますから、リスク性商品にマネーシフトが起っているのであれば、マクロ指標の改善による景気底打ちを見込んだ動き(金融相場)として捉えることもできます。これに関してもマネーフローを占ううえでとても重要となりますから、常にクロスマーケットを意識したいところではあります。



・投資主体別売買動向。今週ははっきりと変化がありました。


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これまでは外国人売り/信託銀行買いという構図が一辺倒だったのですが、この構図が変化しました。外国人がごくわずかですが買い越しに転じました。そしてそれに対抗して買ってきた信託銀行が売り越しに転じました。そして自己が大幅に買い越しているのも分かります。先物市場では外国人は売っては来ているのですが、都地銀が大幅に買い越しています。このことから先週からの上昇は(信託ではない)銀行の期末備えのヘッジ売りの買い戻しが先行し、先物主導で上昇する過程で自己が裁定買いをかなり入れたのではないかとの構図が出来上がります。ただ、この動きは受け渡しT+1の今月末30日までは続く可能性があるものの、それ以降は不透明な部分があります。あくまでも期末要因の需給構図です。


・そして外国人が現先合わせるとほぼフラットなのですが、現物ベースで小幅買いまで戻ってきたのは変化があるのかもしれません。これに関しては継続性が問われるところで、今後全般相場が騰勢を強めていく段階で買い越し基調が鮮明となれば、需給の面では底堅い相場が継続されるところなのかもしれません。個人に関しては売り越しなのですが、これに関してはあまり重要視する必要はないでしょう。押し目買い・吹き値売りに徹している感もあって逆に需給の面でしこりを作らないという印象を受けています。


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by kabu-gion | 2009-03-26 18:19 | マーケット雑感


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