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まちまち~9,000円手前の動き

今日の東京株式市場はまちまちとなりました。


日経平均 8,857.93(+108.09)円
TOPIX 830.97(-0.39)
225先物 8,890(+160)円


USD/JPY(15:30) 100.79円(みずほCBリファレンス)




・先物では9,000円にタッチしましたが、やはり買い疲れ感があったようですね。


・NY市場。3月の雇用統計は非農業部門雇用者数が66.3万人減少、失業率は8.5%だったものの、市場予想とほぼ一致する内容となりました。3月のISM非製造業景気指数が40.8と前月の41.6から低下したことがやや嫌気され利益確定売りに押される場面もありましたが、バーナンキFRB議長の講演で金融機関の安定に向けてあらゆる手段を用いると発言したことから金融株に買いが入り、ウェルズ・ファーゴが+6.59%、バンカメが+4.97%、シティが+4.01%となりました。またリサーチ・イン・モーション(RIM)の業績見通しにおいてアナリスト予想を上回るものになることからハイテクもしっかりの展開となりました。DJIAは39.31ドル高の8,017.59ドル、NASDAQは19.24高の1,621.87となりました。債券市場は軟調。バーナンキ議長発言において経済危機が終息に向かえばインフレ抑制に向けて流動性対策を解消する柔軟性をFRBは確保すべきであるとのことが売り手掛かりとなりました。10年債利回りは2.89%(前日は2.77%)。外為市場ではリスク志向の高まりから円とドルが売られる展開、ドル円は終値で5ヶ月ぶりの高値を更新しました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り1690万株、買い1680万株、差し引き10万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り付きは買い気配スタート、8,950円で寄り付きました。現物は自動車やハイテク関連中心に買い気配で始まりました。その後は9,000円手前にして戻り売りなどが出される展開となり、8,900円を割り込むところまでありましたが、下値での買い意欲は強く、売り方の買い戻しも誘ってその後は8,900円台中盤で推移していきました。その後外為市場でドル円がじり高となっていく動きを好感して先物に買い物が入り、10時29分に先物で9,000円を付け、10時32分に9,010円まで買い進まれました。ただ、目先目標達成感があったことや短期的な過熱感が意識され、その後は8,900円台後半のところでのもみ合いとなりました。


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・後場。後場寄りは8,990円で始まり、その後先物で9,000円に再度タッチするものの、その後はまとまった売りが出され、8,900円を割り込むところまでありました。その後は持ち直し、13時台は8,900円台前半のところでの取引となりました。方向感が出ない展開がしばらくは続きましたが、その後メガバンクが「3行すべて赤字」観測からマイナスに転じ、TOPIXに売りが出されていく中で徐々に下値を切り下げていく動き、14時15分にはTOPIXがマイナスに転じていく流れとなりました。その後225にも利益確定売りが出され、14時31分に8,830円、14時49分に8,820円までありましたが、引けにかけて短期筋の買い戻しなどを誘う展開で、そこからはやや値を戻して引けました。225は108円高に対してTOPIXは0.39ポイントのマイナスとなって取引を終えました。債券市場は軟調。株高円安など外部環境に加えて与謝野財務相が補正予算について増額含みであるとのコメントが嫌気され、下げ幅を拡大して引けました。JGBFは41銭安の137.00円。外為市場は夕刻に掛けてしっかりとなり、101円台に突入しました。



・今日のところはリスク志向の高まりが強まる展開でした。クロスマーケット間で、


 債券売り/株式買い/円売り/高金利通貨買い/(金を除く)商品買い


このようなフローが足元でおこっていたのでしょう。このようなフローは主にCTAなどの短期筋が取ってきているのだと思われます。このような流れは昨年のベアー・スターンズ破綻の直後に起きた動きによく似ています。その結果、IMMの投機筋のポジションがNETで円売りに転じており、このあたりで今のマネーフローがデータ的にも裏付けられるような形になりました。



IMMドル円ポジションの推移(出所:CFTC)


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・この動きはブル/ベア」のシナリオでいえば「ブル」のシナリオを織り込んでいる形になります。今後はどこまで「ブル」のシナリオを先取ることができるかどうか、という感じでしょうか。昨年は4月から7月にかけて、金融機関の問題(リーマン/GSE)が浮上するまで堅調だったのですが、今回も持続性はどうなのか?という感じなのでしょう。昨年の経験則でいくのならば楽観にマーケットが傾いたときの反動はかなりきつかったですし、あるいは(今後何も出てこなければ)レベル感というものが問題になっていきます。前者であれば、米国金融機関の決算で再度「ベア」に傾く場合もあるでしょう。そして、後者であれば、長期金利の1.4%台、あるいは原油の52ドル台、さらにはドル円の101円台というものがファンダメンタルズに即したレベルであるのかが問われる相場があるのかもしれません。債券がこれから一段と安くなるようであれば国内系からの「債券運用損/株式運用益」から、債券と株式を「合わせ切り」みたいな動きも出てきて需給的に水準訂正が行われていく可能性もあります。


・いずれにせよ、過度なベア相場→(その修正で)過度なブル相場→(その修正で)過度なベア相場といったサイクルをサブプライム問題が発生して以降どのマーケットでも行っていますので、今は楽観でもよいのでしょうけど、いずれその反動もあるのかもしれない、ということは心がけておきたい感じですね。



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by kabu-gion | 2009-04-06 17:52 | マーケット雑感


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