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急反発~好材料相次ぐ

今日の東京株式市場は反発しました。


日経平均 8,916.06(+321.05)円
TOPIX 841.81(+26.55)
225先物(09/06) 8,930(+350)円


USD/JPY(15:30) 100.12円(みずほCBリファレンス)



・星からの陰線はダマシだったようですね。何とも派手な相場ですね。


・NY市場。住宅建設大手のバルト・ホームズが同業のセンティックスの買収で合意、全米首位の住宅建設会社誕生といった材料や、財務省がTARPに基づく公的資金注入先に銀行もしくは貯蓄金融機関としても登録済みの保険会社も対象とすると報じられたことから反発して始まりました。FOMC議事録で、「会合参加者は暗い景気見通しにはさらに下振れリスクがあると判断」と記述、雇用や生産の削減に伴い設備投資や個人消費が落ち込み、実体経済が悪化すると金融機関の収益に不安が広がり融資が一段と厳格化するという負の循環への懸念があるとしたことで指数は一時マイナスに転じる場面もありました。家庭用品小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンドが市場予想を上回る決算見通しで買いを集めNASDAQがしっかりの展開でした。DJIAは47.55ドル高の7,837.41ドル、NASDAQは29.05高の1,590.66。債券市場は続伸。350億ドル規模の3年債入札が行われ応札倍率が2.42倍(前回は2.26倍)と好調だったことや上記のFOMC議事録を受けて買い安心感がありました。10年債利回りは2.86%(前日は2.90%)。外為市場ではリスク回避やフィッチがアイルランドを格下げしたことでユーロ及びポンドが売られる展開、ドル円も100円を割り込みました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2020万株、買い1570万株、差し引き450万株の売り越し、金額9社ベースでは売り越しとの観測となりました。8時50分に2月の機械受注が発表され、市場予想-6.7%に対し、

+1.4%

となったことから堅調に寄り付いた後に上値追いの展開、8,750円レベルを回復していきました。その後はじり高推移、機械受注や真水15兆円の補正予算案、さらにはシャープの工場稼働改善などといった好材料を受け、それらの材料に反応しやすい銘柄が物色されていきました。10時21分には8,800円を抜け、8,820円まで買い上げられ、一段高の様相となりましたが、前引けはやや戻り売りに押されて取引を終えました。


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・後場。後場寄りは前引けと同じレベルでのスタートとなりましたが、NYタイムズ電子版の「金融機関19社のストレステストに合格へ」との報道をきっかけにして朝方動意薄だった金融株(保険はTARP適用の思惑から前場もしっかり)にも動意、一段高となり、8,800円台後半のところまで上伸していきました。今日が最終売買日となったオプション市場において4月限コール9,000円が商いを伴って上昇していったことから思惑含みで先物にもヘッジの買いなどが入り、13時41分には先物で8,900円を付ける展開となりました。その後はやや買い一服となるものの、8,800円台後半ではしっかりの動き、再度引けにかけてショートカバーを巻き込む形で上昇し、8,900円台固めの展開となって15時ジャストに現物は今日の高値を付けて引けました。債券市場は追加補正による財政支出で財政規律への懸念や株高から軟調推移となりました。JGBFは32銭安の136.53円。外為市場はドル円で99円台半ばから株高100円を挟んでの動きとなりましたが、イースター休暇で手仕舞いの動きもあり上値が重い展開となっています。



・今日は昨日のNYと追加補正で70円高、機械受注で120円高、ストレステスト19行すべて合格で100円高、コール9,000円のヘッジで数十円高といった構図でした。まぁ、ポジティブ材料が満載でしたから、9,000円近辺から昨日までにヘッジや新規ショートを組んでいた売り方の買い戻しが弾んだ感じでしょうか。



・機械受注については設備投資の先行指標であり改善はポジティブと受け止められたわけですが、減少予想から増加だった分の反動が効いたのでしょう。もともとこの指標は市場予想が二桁増加を見込んでいても結果マイナスになるくらい振れのある指標ですから、これで何かが変わったということではなさそうです。ストック調整の圧力が一服する程度であり、設備投資の基調が反転するとまではいかないのだと思われます。要は下げ止まり感が見えてきたに過ぎないのかな?という感じです。内閣府が出した1-3月見通しは3月の受注で前月比+43.7%増加しなければ達成できないわけでこの部門に関してはまだまだ厳しい見方を変えることはできないのでしょう。引け後に発表された3月の工作機械受注は前年比84.5%減となっています。


・ストレステストの結果、19行すべて合格へ、という話については、なかなかこれも素直には考えられないかな?という感じです。踏み上げの材料には有効だったに過ぎないのかな、という見立てです。詳細はまだよく分かりませんが、時価会計基準を緩和してのテスト結果であるとすれば、「出来レース」は言葉がきついですが、そういった見方もできなくはないですね。レベル3資産の時価会計を凍結してストレステストに合格させて見せかけのバランスシートを改善するために公的資金を注入するという結果ならば、PPIPがうまく機能しない限り焼け石に水といった感じなので、基本的にその場しのぎという感は拭いきれません。安心材料となるのはPPIPの成否になるのだと思われます。


・投資主体別売買動向。


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先週は個人の売りに対して信託銀行と外国人が買い越しています。外国人に関しては買い越し転換しており、売買シェアが大きい投資家ですので、今週以降の継続性が問われてくるのだと思われます。自己は売り越してはいますが、先物を売り越し裁定買い残は増加ですので、買いのポジションを膨らませているイメージで捉えてもよいでしょう。誰が先物を買ったのかといえば、生損保のセクターで、225型で1949億円の買い越しとなっています。おそらくは期末と期初をまたぐタイミングでヘッジ外しをしていたのだろうと思われます。需給の特殊要因が消えた4月2週からの投資主体別の動向が大事で、外国人が買い越して9,000円手前まで持って行けたのか、あるいはその他の部門で踏み上げが入ったのか、来週発表の今週のものが注目されるのだと思われます。


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by kabu-gion | 2009-04-09 17:49 | マーケット雑感


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