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下落~9,000円の壁

今日の東京株式市場は下落しました。


日経平均 8,842.68(-81.75)円
TOPIX 843.42(-5.55)
225先物(09/06) 8,850(-40)円


USD/JPY(15:30) 99.69円(みずほCBリファレンス)




・相変わらず引け値で9,000円を回復することはできませんね。


・NY市場。朝方はNYタイムズ紙で米財務省がGMに対して破産法申請に向けた準備を6月1日までに進めるように指示したと伝えられたことやボーイングが主力機の月間生産を減らし、1-3月期は減益見通しであったり、あるいはシェブロンの1-3月利益が10-12月に比べ大幅に低下する見通しであるといった材料を背景に資本財やエネルギーのセクターに売りが出される展開となりました。しか、GSの決算を控え、さらにシティのアナリストがゴールドマン・サックスについて「政府のストレステストを順調にクリアできるだろう」として「バイ」としたことから金融株のサプライズ決算期待から金融株が総じてしっかり、シティが25.0%高、バンカメが15.31%高となりました。DJIAは25.57ドル安の8,057.81ドル、NASDAQは0.77高の1,653.31となりました。引け後に前倒ししてGSの決算が発表され、純利益が18億1000万ドルの黒字(EPSは3.39ドル)となったものも、同時に50億ドルの増資を発表しました。債券市場は堅調。GMの問題や企業収益への先行き懸念が燻る中、安全資産としての買いが入り、FRBの国債買い入れも好感されました。10年債利回りは2.86%(前日は2.92%)。外為市場では欧州市場休場で薄商いの中クロス円がしっかりの展開となりました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、売り2170万株、買い740万株、差し引き1430万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。CME225先物がドル建てで9,020円で帰ってきており、とりあえずは買い先行での始まりとなり、寄り付き直後に先物で9,000円を付ける場面がありましたが、その後は売り物に押される展開、9時8分には現物がマイナスに転じ、先物も次第にマイナス圏での値動きとなっていきました。その後一旦8,850円近辺でもみ合いに入るも、10時過ぎから外為市場でドル円が100円の節目を割り込むと自動車やハイテクなど輸出関連に売りが出され、指数も8,800円を割り込んで、10時44分には8,750円までありました。その後前引けにかけてはやや買い戻しも入り、80円ほど戻して引けました。


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・後場。後場寄りは昼休みのバスケット取引がやや買い決めだったことを受け、買い先行で始まり、一時8,890円まで買い進まれたものの、ドル円が軟調地合継続、輸出関連の頭は重く、次第に戻り売りに押されていきました。そして8,780円まで売られた場面までありました。その後は売り買い交錯の展開となっていき、8,850円近辺でのもみ合いに終始する展開となっていきました。引けまでもみ合いの商況が継続し、そのまま引けました。輸出関連などの値嵩株がやや下げが大きかった分日経平均の下げが大きく、金融株の一角に買い戻しが入ったことからTOPIXの方が日経をアウトパフォームする展開となっていました。債券市場は軟調。30年入札が懸念されていたほどは悪くならず(応札倍率は3.82倍(前回が2.50倍)、テールが8銭に縮小)、ヘッジ戻しの買いが入ったものの需給懸念が強い展開、JGBFは14銭安の136.56円。外為市場はGM問題などが蒸し返されドル円は100円を割り込む展開、ロンドン時間早朝にかけて99.41円までありました。



・今日のところはこれまで買われていた自動車株やハイテクを外して銀行株に買い戻しが入っていることからある種のリバランスが行われた感じがありますね。これまで日経平均型の銘柄が強かったのですが、今日は加重平均のTOPIXが強含んでいたことからNロングTショートの巻き戻しもあったのかもしれません。あとはGSの決算を受けて時間外で好感買いが入って高くなっていれば素直に堅調だったのでしょうけど、増資を同時に発表していますからね。仕方がないでしょう。


・ゴールドマン・サックスの増資についてはあらかじめ予想が立っていましたし、用途は公的資金の返済ですから、ある意味で分かりやすいものと思われます。ただ、気になるのは米銀について決算でとりあえず良好な数字を出して資本増強のための増資話がここから出てくると少し重たくなるのかもしれませんね。まぁ、米銀だけでなく邦銀にもある話なのですけどね。



・3市場信用残について。4月10日申込現在では


信用売残 1,025,092(-3,873)百万円
信用買残 953,715(+47,466)百万円
信用倍率 0.93



となっており、先週に比べてやや信用の取り組みが悪化しました。とはいえ売り長の状態には変わりがありません。従って、需給相場(ある種売り方の踏み上げだけをターゲットにした相場)だけで9,000円まで持ち上げてしまったのでしょう。ただ、景況感については再三申し上げているようにボトムアウトの兆しはあるものの、それは「下げ止まり」という感じなのであり、PER180倍、決算を控えて毀損リスクのあるPBR1倍をさらに上に買いあげようというファンダメンタルズの裏付けは見当たりません。従って需給バランスが崩され梯子が外されたら銀行株中心に入った474億円の買い残のしこりが気にされる場面があるのかもしれません。


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by kabu-gion | 2009-04-14 17:21 | マーケット雑感


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