続伸~9,000円再チャレンジ

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 8,977.37(+149.11)円
TOPIX 846.85(+9.06)
225先物(09/06) 9,030(+170)円


USD/JPY(15:30) 98.05円(みずほCBリファレンス)



・いつの間にか9,000円ですね。引け値では残念ながら、という感じなのですが。


・NY市場。朝方に発表された3月のシカゴPMIが40.1となったことから買いあげられる展開となりました。その後、懸案だったクライスラーがChapter11を申請しました。またエクソンモービルの1-3月期の決算において2002年以来の落ち込みを記録されたことが嫌気され、プロクター・アンド・ギャンブルも売り上げ減から09年6月通期利益予想を下方修正し、下落していったことが嫌気されました。一方でダウ・ケミカルが市場予想に反して黒字決算を出したことを好感する動きもあり銘柄によって強弱分かれる展開となりました。DJIAは17.61ドル安の8,168.12ドル、NASDAQは5.36高の1,717.30となりました。債券市場は続落。FRBの米国債買い入れオペが30億2500万ドルにとどまったことから一部投資家の失望感を誘う展開、10年債利回りは3.11%(前日は3.10%)。外為市場ではドル円・クロス円が堅調、クライスラーの破綻は織り込み済みで景況感の好転が好感されました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り1860万株、買い2480万株、差し引き620万株の買い越し、金額9社ベースでも買い越し観測となりました。8時30分に経済指標の発表があり、


3月失業率 4.8%(Est.4.6%)
3月有効求人倍率 0.52倍(Est. 0.55倍)
3月全国CPI -0.1%(Est. -0.2%)
3月消費支出 -0.4%(Est. -2.4%)



このような結果となりました。寄り付きは小幅高でスタートした後買い戻しが優勢となる展開、9時38分に8,960円まで付ける場面があったものの、その後はやや戻り待ちの売り物に押される展開、前引けにかけて先物はマイナス圏に押される場面もありました。


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・後場。後場寄りはやや前引けよりも値を切り下げてスタートするも、買い戻し優勢の展開が引き続き継続していった形となりました。8,900円を挟んで上下30円程度の値幅で小動きに終始するものの、このあたりを抜けてきたことで騰勢加速、14時44分には先物で9,000円台に乗せ、現物も14時49分に9,000円台の大台に乗せたのですが、大引けでインデックス売りが出され、結局9,000円には届かなかったものの、週を通してみればほぼ高値引けといった格好となりました。先物は9,000円台での引けとなりました。債券市場は値ごろ感からの買いや海外CTAなどの業者の買いがまとまって入り、堅調地合となりました。JGBFは48銭高の137.47円。外為市場では株高によるドル円が買い優勢の展開、99円台に入る場面もありました。公示仲値以降やや重い場面もありましたが、ロンドン時間では99円台に突入しています。



・今日のところは最初から大型連休を控えてのポジション調整の一日でしたから、売り方の買い戻しに終始した感があるのですが、9,000円台を伺ったのは、実質今日が「SQ前の水曜日」であったので(本来なら「魔の水曜日」という日)、9,000円コールの売り方のヘッジなんかも出されたのではないかとも思われます。ただ、SQがどこで着地をするのか、まだ1週間あってシカゴなりシンガポールで225は動くわけですから、取引日ベースであと1日であってもSQまでまだ1週間もありますから、極めて読みにくい展開であることはいうまでもありません。6日に延期されてもストレステストの結果はやはり気になるものです。ネット証券ではこんなアラームが出ていました。



明後日5月2日(土)から5月6日(水)の間、国内取引所におきましては日経225先物・オプション取引はおこなわれませんが、日経225先物取引においては国内(大阪証券取引所)のみならず、海外のCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)等にも上場しており、こちらは上記期間内の5月4日(月)から5月6日(水)の間においても取引がおこなわれております。

明日5月1日(金)のお取引におきましては、夕場取引終了時間(20:00)までに建玉を決済なさらず、翌営業日5月7日(木)に持ち越しとなった場合、連休中の海外市場の動向によっては連休明けの5月7日(木)において価格が前営業日の終値から大きく乖離して取引が開始される可能性がございます。

したがいまして、5月1日(金)のお取引において、同日中にお持ちの建玉を決済なさらないお客様におかれましては、上記の可能性を念頭におかれ、建玉数および差入証拠金の資金量、証拠金維持率等、ご自身のポジション管理には十分ご注意いただきますよう、お願いいたします。



こんな感じですから、連休後のギャップスタートが懸念されますよ、という感じですから、リスクポジションを手仕舞い、内に籠ってトレードするよりもいい天気なのですから外に遊びにでも出かけましょうかね、というトーンが滲み出た中でのコール売り方の買い戻しで急騰した感じですね。



・クライスラーのChapter11に関しては朝方の宮地鉄工さんがブログでおっしゃっていたように今月末のGMに向けての予行演習による計画倒産なんでしょうね。基本的にChapter11で債権債務関係がクリアになった方が物事を進めやすくなります。Chapter7に移行する懸念もありますが、いずれにせよプレパッケージの破産ですから、物事としてはクリアに解釈できるのでしょう。自動車部品メーカーの売掛債権に対しても政府保証が付いた形ですので、いくらかの減損を強いられるのかもしれませんが、それ程大きくはならないだろうという感じです。問題になったCDSに関してもプロテクションの売り手である某「保険業まがいの巨大ヘッジファンド(バーナンキさん談)」に米財務省が溢れる資金を文句を言いながらもそれなりに入れていますので、おそらく清算に関しても混乱はないと踏んだのでしょう。それを見越しての政府による計画倒産だったわけです。そして次は本丸であるGMということになりますね。


・投資主体別売買動向について。


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個人が一手買いの構図ですね。外国人に関しては225先物で637億円売り越していますので、実質は売り越しです。まぁ、先週と同じように「現物の買い」+「信用の新規買い」+「信用売りの返済買い」なのです。一方で信託銀行は389億円の売り越しですね。粛々と売っています。9,000円に乗せてきたらさらに売りバイアスが加わる可能性がありますね。誰が1-3月の底値で一手買いをしてきたのかといえばこういう主体ですので、機械的に利食いを相当出してくるのかもしれませんね。


・それでは今週もお疲れ様でした。よいGWをお過ごしください!!

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by kabu-gion | 2009-05-01 16:58 | マーケット雑感


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