安値引け~金融株安

今日の東京株式市場は反落しました。


日経平均 9,298.61(-153.37)円
TOPIX 885.43(-15.02)
225先物 9,320(-130)円


USD/JPY(15:30) 97.27円(みずほCBリファレンス)




・5連騰で1,000円も上昇していたのですから、一服なんでしょうね。


・NY市場。GMが破産法申請を行う確率が以前よりも一段と高まるとのCEOの見通しやこのところの相場の過熱感から利益確定売り優勢の展開となりました。キャピタル・ワン、BB&T、USバンコープがTARP資金を通じて注入された公的資金を返済するために新株発行計画を発表したことから金融株にも売りが出されました。バンカメが8.68%安、アメックスが8.31%安、JPモルガンが7.99%安となるなど金融が全般指数を押し下げる展開となりました。プルデンシャルが金融機関の社債の含み損がQ1に36%増加したことも金融株に重石となりました。国際商品も全般さえずエネルギー・資源関連も軟調となりました。DJIAは158.88ドル安の8,418.77ドル、NASDAQは7.79安の1,731.24となりました。債券市場は堅調。FRBが米国債35億1000万円相当を買い入れたことや、住宅固定金利30年物が5%を超えたことからFRBの米国債買い入れ額の規模が増額されるのではないかという観測も材料視されました。10年債利回りは3.16%(前日は3.28%)。外為市場はHSBCが2009年は厳しい年になるとの認識を示したことからリスク回避で高金利通貨に手仕舞い売りが出され、ドル、円が上昇しました。



・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り2630万株、買い1250万株、差し引き1380万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。メガバンクなどが気配を切り下げてのスタートとなり、先物も売り気配から9,340円での始まりとなりました。その後は買い戻しが入り、ハイテクなどがしっかりの推移で、一時9,400円までありましたが、戻りのピッチの速さを警戒する向きからの戻り売りも出され、次第に膠着感を強める展開となりました。しかし、ドル円が97円台前半のところまで売られていくに従い10時台以降はやや下げ幅を拡大し、前場は安値引けで取引を終了しました。


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・後場。昼休みの時間帯に1-4月中国都市部固定資産投資が予想を上回る前年比+30.5%だったことを受け上海・香港の市場が堅調に推移していたことからSGXでもやや買い戻しが先行し、後場寄りは前引けよりもやや高いところでの寄り付きとなりました。その後は9,330円から9,370円までのレンジ相場が継続し、ハイテク株などに買いが入る半面でメガバンクに売りが出されるなどする展開、指数的には動き辛い展開が終始継続しました。9,380円からは上値での指値注文が多く、これを突破して戻りに入る動きはなく、その後は短期筋による手仕舞い売りも出され、現物は安値引けとなりました。債券市場は10年債の入札が無難(テールは3銭)だったことからヘッジ売り解消の動きとなり、小反発、JGBFは4銭高の136.74円。外為市場では昼にかけてドル円が97.10円台まで売られた後は下値圏でのもみ合いとなっています。



・今日のところは三菱UFJが5.04%安、みずほが6.15%安、三井住友が6.73%安となったように金融株が完全に相場の重石となりました。三井住友なんて増資発表してから1,000円幅も上げてしまったわけで、それを見越してショートを振っていた筋の買い戻しによって騰がってしまったわけですから、海外の金融株が下がってしまえばそれに追随してしまっている感じですね。実需の買いが少ないことを表しているのかもしれません。



・投資主体別売買動向


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外国人が一手買いの構図、先物でも225で854億円の買い越しとなっています。8,000円台の後半で買い付いた個人投資家の利食いも効いていたという感じで、売り手の信託も粛々と売りを出しているといった格好です。外国人の買いが新規の買いなのか、ショートカバーなのかは良く分かりませんが、前者であればリスク許容度の高まりになるわけですが、後者であれば買いが一巡した後に誰が買ってくれるのだろう?という感じもします。45日ルールというものがありますが、解約に向けてショートを組んでいた海外ヘッジファンドの買い戻しではないかとの見方もあるようです。海外投資家の買いが今後も継続するならばいいのでしょうけど、一過性だとしたらこういった投資家の踏みに過ぎなかったという考えもあるのでしょうね。


・今日はネタ切れで短めになりました。


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by kabu-gion | 2009-05-12 17:16 | マーケット雑感


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