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反発~悪役不在

今日の東京株式市場は反発しました。


日経平均 9,256.02(+171.29)円
TOPIX 881.65(+18.99)
225先物 9,270(+140)円


USD/JPY(15:30) 95.71円(みずほCBリファレンス)



・なんだかするすると騰がってしまう不思議な相場でした。


・NY市場。朝方の新規失業保険申請件数は市場予想61万件を上回る63.7万件(前週は60.5万件)となりました。受給総数は15週連続で過去最高を記録しました。クライスラーの破綻による工場閉鎖が申請件数を押し上げたようです。しかし、株式市場ではCAの1-3月期の決算において事業再建関連費用除く1株利益が市場予想29セントを上回る31セントとなったことからハイテク株中心に押し目買いの動きとなりました。LIBOR金利3カ月物が過去最低水準まで低下したことで金融株にも買いが入りました。ウェルズ・ファーゴが6.16%高、JPモルガンが4.38%高となりました。DJIAは46.49ドル高の8,331.32ドル、NASDAQは25.02高の1,689.21となりました。債券市場は堅調。新規失業保険申請件数の増加から景気回復の厳しさが浮き彫りになったほか、FRBが米国債29億8000万ドルの買い入れを行ったことも支援材料となりましたが、株高で上げ幅は限定的となりました。10年債利回りは3.09%(前日は3.11%)となりました。外為市場では株高から円安、高金利通貨が上昇する展開となりました。



・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り2000万株、買い1290万株、差引710万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。8時50分に内閣府から3月の機械受注の発表があり、船舶電力除く民需で市場予想-4.5%に対して、


-1.3%


となったことを受け、SGX市場では好感した買いも入りました。寄り付きは9,160円でスタートし、その後もみ合いながらの推移となっていきました。昨日決算を出したソニーについては4%高で推移、今日の日経で8000億円の増資を行うとの観測が出されたみずほFGは2%安から値を戻していく展開となると全般相場も引き締まり、大きな動きこそなかったものの、じり高歩調となっていきました。10時29分に9,200円を突破し、その後も戻り売りを消化しながら10時58分には9,250円まで買い進まれる動きとなりました。

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・後場。後場寄りは前引けよりもやや高い所で始まり、その後は高値圏でのもみ合いに終始しました。みずほFGが切り返すなどして市場ムードも好転し、上値追いの展開となりました。後場は9,230円から9,280円までの50円幅の値動きしかなかったものの、地合としては堅調そのものの動きとなりました。そしてそのまま高値圏での引けとなりました。債券市場は続伸、後場からプラス圏の浮上となりました。国内投資家の中長期債の買い観測やCTAの買い戻しが相場を牽引しました。JGBFは10銭高の137.04円。外為市場は仲値でのドル不足から96円台に回復する場面もありましたが、仲値通過後はやや需給の緩みから売られる場面がありました。米国債償還に絡む円転は来週以降に残されてはいるものの大部分が必要な部分は行われたとの見方がありました。ロンドン時間では独1-3月GDPが予想を下振れしたことからユーロ安、クロス円も連れて安くなっています。



・今日は機械受注が上振れしたのと、みずほFGがプラスになってくれて市場心理が好転して上げ幅を拡大したという格好の相場だった感じですね。みずほFGに関してはこのブログでも増資が必要ではないかと書いたことがありましたが、予想されていたことなんでしょうね。朝方は短期筋が嫌気して投げたのでしょうけど、アク抜けにとらえられた側面が強いようです。現状では世界的な金融の流れとして「有形普通株自己資本比率」というもので資本の健全性をみる風潮がありますから、それに倣ったものなのでしょう。


・投資主体別売買動向。


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今週2度目ですが今回は5月第1週。外国人が一手でお買い上げになった相場ですね。先物では160億円程度の売り越しですからやっぱり現物中心に買い進まれている動きとなっています。このあたりは新規買いなのかショートカバーなのかはわかりませんが、例の某ヘッジファンドがみずほFGを5000万株以上買い戻しているなんていうデータもあります(東証の空売りの残高に関する情報を参照)から、どうもショートカバーくさいかなぁ、なんていう感じもするのですよね。GW中にNYが高くなってCME225先物も9,500円あたりまで推移していて、ヘッジファンドの解約の45日ルールもあったりしますから、とにもかくにもショートで組んでいたファンドが値段かまわず買い戻しを入れざるを得なかったのが実情なんでしょうね。個人は利食い売りをきっちり出しています。信託も粛々と売り越しています。そんなわけで外国人の買い戻しが終わった後、どの主体がどのくらい売り買いしていくか、これが9,000円台の相場の需給動向を占ううえで興味がありますね。


・それでは今週もお疲れさまでした。よい週末をお過ごしください。


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by kabu-gion | 2009-05-15 17:05 | マーケット雑感


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