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6連騰~日中値幅は今年最小

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 9,741.50(+37.36)円
TOPIX 914.50(+0.94)
225先物(09/06) 9,760(+50)円


USD/JPY(15:30) 95.98円(みずほCBリファレンス)



・値幅が60円の相場でした。



・NY市場。4月のNAR中古住宅販売成約指数が前月比+6.7%となり、過去7年で最大の伸びとなったことから住宅関連のDRホートンなどが大幅高しました。オバマ大統領が議会に医療制度改革法案の通過を求めたことからヘルスケア関連もしっかりしました。半面で新株発行からJPモルガンやアメックスが軟調な動きとなり、指数は小動きとなりました。4月の米国自動車販売は前年比でGMが-26.3%、フォードが-21.2%、クライスラーが-44.8%。国内勢はトヨタが-38.4%、ホンダが-39.2%、日産自が-30.5%となりました。米国メーカーについては前月比プラスとなり、フォードも買われました。DJIAは19.43ドル高の8,740.87ドル、NASDAQは8.62高の1,836.80となりました。債券市場は小幅高。ガイトナー財務長官が中国で政府支出を削減する意向を改めて表明し、テクニカル的な売られすぎ感から買い戻しが入りました。10年債利回りは3.61%(前日は3.68%)。外為市場ではロシア政府高官による新興国の指導者が超国家的な国際通貨に関する話題からドル売りの流れとなり、ユーロは1.43ドル台まで上昇しました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り1660万株、買い2180万株、差引620万株の買い越し、金額9社ベースでも買い越し観測となりました。寄り付きは現物・先物ともに小幅高で始まった後9時18分に9,780円を付ける場面がありました。その後は利食い売りなども出され、9,730円付近で一進一退の展開となり、膠着感を漂わせる展開となりました。資源関連がしっかりも自動車や金融などのセクターが指数を圧迫となるも、中小型株への嵩上げ相場の様相となっていました。


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・後場。後場寄りは前引けと先物で同値、現物もほぼ同じ水準で寄り付きました。その後はじり高となり、再度9,780円の高値にタッチする場面がありましたが、7,700円後半から7,800円台に掛けて先物の売り板が厚く、なかなかこれをブレイクするような買い物は入らない展開となりました。その後は9,750円のオプションの権利行使価格の近辺でのもみ合いとなり、動意薄のままの引けとなりました。引けでは東芝の増資によるTOPIX算出のリバランスの動きから加重型に売りが出され、TOPIXよりも225がアウトパフォームする形で取引を終えました。債券市場は小幅高。現物債で1.55%の水準まで売られる場面がありましたが、先物はしっかりの展開となり、JGBFは6銭高の136.36円となりました。外為市場では豪1-3月GDPが予想を上振れしたことからオーストラリアドル中心に高金利通貨が堅調に推移し、15時に掛けてドル円も持ち直して96円台に入りました。



・今日の相場は日中値幅が先物で60円、先物の出来高が225ラージで4万7413枚となるなど、極めて動意薄の展開となりました。閑散相場といっても良い感じの展開となり、盛り上がりには欠ける展開となりました。ただ騰落銘柄数では値上がり830に対して値下がりが715でしたし、マザーズ指数が10連騰していますから、依然として中小型株への物色意欲は旺盛と見ることもできます。Core30がマイナスで大型株こそいまいちですが、中小型株が堅調に推移していることは先導してきた株に利食いを入れ、出遅れていた銘柄に物色の矛先を向けているという感じなのでしょう。あるいは3市場の信用評価損益率が10.00%で、10週連続の改善で、信用の投資余力も大きくなっているのでしょうから、個人投資家の回転売買も効いているようにも思えます。


・但し、仮需の積み上がりには警戒を持たざるを得ない水準でしょうか。昨日発表された信用買い残が1兆0000億円で、今日発表された裁定買い残が1兆607億円で、今の時価総額が296兆4143億円で時価総額に占める仮需比率は0.695%ですから2007年みたいに膨大に積み上がっているわけではないものの、金額の絶対水準としては決して低くはないですので、上値が重くなると持ち高整理の圧力はかかりやすくなります。日々2兆円くらい商いが出来れば消化できるのですが、今の売買ボリュームだと持ち高整理に動いたときに下押す懸念がややあるのかな?という感じですね。裁定買い残については来週末にメジャーSQがありさらには7月にETFの分配落ちがありますので、今積み上がっている分に関してはいずれふるい落とされる可能性があります。信用需給についても明確に買い長ですから、取組もやや悪化していますので、ここから仮に10,000円より上に持ち上げていくにはどれだけかの実需の買いが入る必要が出てくるのではないでしょうか。



・あとは昨日の米新車販売が気になったですかね。今年に入って最高の販売水準だったですが、よくよく考えてみないといけないのは、この数字が自動車ディーラーのいわゆる「投げ売り」によってもたらされたのではないかという可能性があることです。前月はクライスラーの破綻があって、リストラの一環から閉鎖される予定のディーラーが大幅に値引きして投げ売りして在庫処分を行ったのではないか?ということです。そしてその結果としての今年最高水準の販売高だったとするならば、それは単価下落バイアスが働いていることになります。そしてその値引き水準が自動車の価格として今後定着してしまうと自動車メーカーの利益率低下につながったりする可能性があります。ただでさえインドのタタ・モーターズのNanoが20万円で買えるわけですし、そんな中で在庫処分で投げ売りせざるをえない状況であるとするならば、自動車の販売価格に下押しバイアスがかかりやすいですので、今後の自動車メーカーの収益環境を考える際にはこういった動きを注意深くみていく必要がありそうです。


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by kabu-gion | 2009-06-03 17:57 | マーケット雑感


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