上伸~10,100円乗せ

今日の東京株式市場は上昇しました。


日経平均 10,124.32(+142.98)円
TOPIX 950.54(+9.89)
225先物(09/09) 10,140(+120)円


6月限SQ 10,147.65円(確報)


USD/JPY(15:30) 98.02円(みずほCBリファレンス)



・今日でオプション取引開始20周年だそうですが、その日が節目のSQで、節目の10,000円を終値で抜けてきました。従いまして本日の場況はSQ中心に進めていきます。


・NY市場。朝方発表された経済指標は5月小売売上が前月比+0.5%(Est.+0.5%)、新規失業保険申請件数が60.1万件(前週は62.5万件、Est.61.5万件)となりました。小売売上に寄与したのがガソリンであり、決して強気な数字ではなかったものの、失業保険申請件数が減少傾向にあることから買い先行で始まりました。IEA(世界エネルギー機関)が原油の需要予測を引き上げて、原油先物相場が73ドル台まで上昇、シェブロンなどが買い進まれました。また30年債入札が順調だったことで長期金利が低下、モルガン・スタンレーがバンカメの利益見通しを引き上げたことから金融株が買い進まれました。半面で小売売上の中身が弱いものとなり、ウォルマートが下落、個別でボーイングが売られ、終盤失速しました。DJIAは31.90ドル高の8,770.92ドル、NASDAQは9.29高の1,882.97となりました。債券市場は堅調。序盤は10年債利回りが4%台で推移していました。30年債入札(リオープン)が行われ、応札倍率が2.68倍(過去10回平均は2.21倍)、外国中銀含む間接入札の落札全体に占める割合は49%(3月は32%)、最高落札利回りは4.72%(市場予想4.80%)だったことから順調な入札と受け止められ、買い戻しに長期金利は低下しました。10年債利回りは3.86%(前日は3.94%)。外為市場では米国の経済指標が好調だったことからリスク選好の動きとなり、コモディティ高からオーストラリアドルやNZドルなどが買われました。



・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り1690万株、買い3000万株、差引1310万株の買い越し観測、金額9社ベースも買い越しとの観測となりました。本日は先物・オプションSQ算出日であり、寄り付きにそれに係る売買が執行されました。市場観測では、


【225型1銘柄あたり】

売り:246.9万株
買い:285.4万株
差引:39万株の買い越し(976億円の買い越し)


【TOPIX】

売り:388本
買い:476本
差引:12本の売り越し(56億円の売り越し)


【売買高・代金】

225型 5.78億株・7140億円
TOPIX型 2.33億株・1778億円
合計 8.11億株・8918億円


上記のような売買が行われ、以下のようなSQとなりました。


SQ一覧(いずれも確報値)


・日経225 10,147.65円(確定時刻は9時25分、ヤフーが寄りついた時点)
・日経300 191.59
・TOPIX 949.76
・東証電機株指数先物 1,256.46
・東証銀行株指数先物 183.35
・TOPIX Core30 550.73
・東証REIT指数先物 899.50


先物の寄り付きが10,030円で始まり、上記のようなSQとなったことから裁定売買やヘッジ買いなどが入り、先物で10,100円まであったものの、次第に「幻」のSQ感が漂う中利益確定売りなども出され、10,000円台後半のところでもみ合いの展開となっていきました。金融、医薬品や小売などが物色され、出遅れ銘柄の水準訂正が行われる展開となり、地合としてはしっかりとなっていました。


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・後場。5月の中国鉱工業生産が前月比+8.9%、5月小売売上が+15.2%となったことから上海・香港市場は買いで反応、225先物もSGXで10,125円まで買われていましたが、その後は上げ幅縮小、議場寄りは前引けよりも小幅高いところでスタートし、その後は売りを吸収しながら買いが入っていく展開となりました。騰勢は衰えるどころかますます強まる展開で、13時9分にはTOPIXがSQを抜きました。225も10,140円まで買い進まれ、SQを巡る攻防となっていきました。13時30分発表の4月の鉱工業生産確報値が速報値より上方修正され+5.9%となったことや、14時発表の5月消費者態度指数も前月から3.3ポイント上昇の35.7となったこともフォローとなりました。そして14時8分に225現物もSQを抜きました。その後先物で10,180円までありましたが、14時40分過ぎにポジション調整の売りが出され、結局225は終値でSQを抜けきれませんでしたが、終値で10,000円の大台を8カ月ぶりに回復しました。TOPIXは終値でSQを抜きました。


・今日のSQ雑感に関しては寄る直前に売りをぶつけてくる証券会社の発注が遅れたのかどうなのかは良く分かりませんが、市場の事前予想で15万株程度の買い越しでしたので39万株の買い越しは明らかに多く、それがSQ上振れの要因となったことは間違いありません。CME225先物はドル建で10,000円、円建で10,005円ですから、それから先物が強含んでも10,147円のレベルは遥かに高い所で決まって、また「幻」にならなければ、との危惧もありましたが、後場TOPIX中心に買いが入ったのでそれで後場にこの値を抜いて「幻」にはしなかったのですから、相場の地合としては強いの一言ですね。


・まぁ、引けで225が10,000円の大台を回復しましたので、次はTOPIXの4桁が当面の目標となるのでしょう。それに必要なのは


時価総額No.1のトヨタ自動車が新値を抜いていくこと
②トヨタが買われないとするならば銀行株主導になるシナリオとならざるを得ず、その際金融主導の相場展開が必要


こういったところです。今日の相場をみている限りにおいてはトヨタの上値が重い分、銀行株に頑張ってもらう格好になるのでしょうね。


・今日はSQ中心のお話でした。それでは今週もお疲れさまでした。良い週末をお過ごしください。

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by kabu-gion | 2009-06-12 16:52 | マーケット雑感


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