「ほっ」と。キャンペーン

続伸~環境関連は賑やか

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 9,826.27(+40.01)円
TOPIX 922.48(+3.51)
225先物(09/09) 9,830(+60)円


USD/JPY(15:30) 96.13円(みずほCBリファレンス)



・引け際にやや売られたものの、中身はしっかりした相場だったようです。


・NY市場。GSがマイクロソフトを売上高の増加に伴い純利益は予想を上回る可能性として「コンビクション・リスト・バイ」に指定、またアップルの新型iPhoneの予約が好調だったことからハイテク株中心に買われました。また、規制当局への提出文書で政府に売却した優先株の減価償却に絡み11億ドルの一時費用を計上すると明らかにしたJPモルガンが2.4%高となりました。一方で原油相場が安くなりシェブロンなどのエネルギー関連が安くなりました。クアドロブル・ウィッチングのため、商いが膨らむ展開となりました。NYSEで21億株の商いとなりました。債券市場は反発。ムーディーズがカリフォルニア州の格付けを引き下げると明らかにし、質への逃避から米国債に資金が流れました。10年債利回りは3.772%(前日は3.807%)。外為市場はEU首脳会議において共同声明で「持続可能な」景気回復の兆しがみられるとして追加景気浮揚策の必要性がないとの見解を受け世界的なリセッションが緩和されるとの観測からドルが売られました。キングBOE総裁が英経済が最悪期を脱したとの発言を受けポンドが買われました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り1410万株、買い1310万株、差引100万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り付きは現先ともに小幅高で始まりました。その後は小動き、一旦は9,830円まであったものの上値での売り指しが厚く、これを抜けきるだけの買いが入りませんでした。その後はやや売り物に押され、一旦8,760円まで下げる場面もありましたが、前引け間際に買いが入りました。大型株の上値が重いものの、環境関連などは一旦先週末に売りが殺到したものの、早速切り返す動きとなり、内需も買われ市場のマインドはそれ程悪いわけではなかったようです。



a0120390_16564393.gif



・後場。上海市場が堅調に推移していたこともあり、SGXでも先物は強含み、後場寄りは前引けよりもやや高い所で始まり、その後は上値を追っていく動きとなりました。売り指値が厚い9,840円を抜いていくと買い戻しなどを誘発し、13時40分過ぎには9,900円を付ける場面もありました。しかし、三井住友のファイナンスによるTOPIX算入(本日引け時点)によるリバランス(1100万株程度の買い需要)からTOPIXコア銘柄などに売りが出され、引け際に上げ幅を縮小する展開となり、小幅高水準での引けとなりました。債券市場は小幅続伸。NY市場が上昇した流れを受け継ぎ、さらには国内系の買い観測からJGBFは8銭高の137.00円。外為市場はドイツの公的債務拡大報道からユーロが売られる展開、クロス円からドル円にも波及してドル円も95円台に入る展開までありました。



・40円高にしては値上がりが1189、一時は1400もあって全面高だったわけで、それを考えると指数は重く、個別が買われるという感じだったのでしょうね。指数寄与度の大きい値嵩ハイテクや加重の三井住友除く銀行は軟調だったわけで、そういった指数に関係のない銘柄などが買い進まれた感じなんでしょうか。GSユアサや明電舎など先週末に急落した環境関連株が反発して見せたりするような感じですので、指数以上にマーケットはホットだった感じでしょうね。



・今週は6月相場のヤマ場といえるのでしょうね。FOMCと1040億ドルの過去最大の米国債入札(23日に2年債、24日に5年債、25日に7年債)が同時的に控えています。声明文においては1040億ドルの入札を円滑に行わなければならないので出口戦略論は出てきません(もし出てきたらトリプル安もあるのでしょう)。日本の場合は時限的緩和措置の終了を持って出口戦略でしょうが、米国の場合は利上げに照準が置かれています。従って米国債入札の局面でインフレ懸念だの何だのは声明文で言っていられないわけです。


・そして問題になるのは3000億ドルの米国債買い入れ枠について増額があるのかどうか、というところです。今のところは増額しないという見方が多いようですから、仮に増額するならば市場ではサプライズと受け止められる可能性があります。それは債券市場にストレートに効いていきます。半面で増額をしなかった場合には今年9月で買い入れを終える予定から年末まで延長される可能性もあります。この場合には好感されるかどうかはちょっと微妙、ニュートラルでしょうかね。ネガティブになるのは米国債の買い入れ期間と枠を現状維持で据え置くことでしょうか。こうなると入札にも影響を与えて10年債で4%を超えてしまう場合には株にもネガティブに効いてくる話だろうと思われます。声明文の内容に関しても、この間のベージュブックのようなやや弱気のトーンを踏襲するのでしょうけど、楽観的なニュアンスを多く入れてしまうのもちょっと危険な感じもします。とにもかくにも米国債を投資家に捌かなければいけない状況の中で債券売りを誘うような地合にさせてしまうのはまずいわけですよね。

-------------------------------------------------------------------------------------


世界の株式・為替・債券・商品相場を解説していく宮地塾
「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-06-22 16:59 | マーケット雑感


<< 急反落~国際商品安+世界株安 反発~電池関連総崩れ >>