続落~大台にはタッチできず寄り天

今日の東京株式市場は続落しました。


日経平均 9,876.15(-63.78)円
TOPIX 924.02(-4.28)
225先物(09/09) 9,890(-40)円


USD/JPY(15:30) 96.60円(みずほCBリファレンス)



・月一イベント雇用統計前にしてこんな展開になるのもやむを得ないのでしょうね。


・NY市場。経済指標では6月のADP全米雇用報告が47.3万人減少(市場予想は39.3万人減)となり、寄り付き後に発表された6月ISM製造業景気指数は44.8(前月は42.8、市場予想は44.5)とまちまちながらもISM景気指数の改善を手掛かりに買い進まれる展開となりましたが、翌日に6月の雇用統計の発表を控えていることから次第に上げ幅を縮める展開となりました。個別でロシアでの工場を拡大する可能性を明らかにしたクラフトフーズがDJIAを牽引しましたが金融は軟調となりました。DJIAは57.06ドル高の8,504.06ドル、NASDAQは10.68高の1,845.72となりました。債券市場は短期債が買われ、長期債が小動きでスティープニングの動きとなりました。サンフランシスコ連銀のイエレン総裁が数年間にわたって金利をゼロ付近に維持することが可能性の範囲に絶対に含まれないわけではないとの発言から短期債が買われるも、来週に10年TIPS92億ドル、3年債364億ドル、10年債190億ドル、30年債110億ドルの入札を控えてヘッジの売りが出され長期債は横ばい、10年債利回りは3.458%(前日は3.536%)。外為市場ではISM製造業景気指数が良好な数字だったことからドル売りとなりました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り2560万株、買い1910万株、差引650万株の売り越し、金額9社ベースでの売り越しとの観測となりました。寄り付きは9,970円で寄り付いたものの、現物が先物よりも高く寄り付き10,000円の大台に接近していたことから現物売り/先物買いの動きとなり、寄り天井となっていきました。その後は売り物も出され、一時9,920円まで売られた後は9,900円台前半のところでもみ合う展開となりました。


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・後場。後場寄りは前引けとそれほど変わらないところで寄り付き、その後は一旦9,960円まで買われたものの、10,000円接近のところでは戻り売りも多く出され、次第に前日比終値近辺でのもみ合いとなっていきました。しかし、13時30分過ぎに先物に売りが出されると小幅安水準で軟調に推移していきました。一旦9,870円まで売られる場面もありましたが、売り叩く向きも限られ、9,900円付近での小動きとなっていきました。そして大引けはやや売り物が出され、安値圏での引けとなりました。債券市場は小幅続伸、10年債入札が行われ、最低落札価格が100.37円、応札倍率が2.26倍となったことで無難と受け止められ、ヘッジ外しの動きがみられました。JGBFは2銭高の138.20円。外為市場ではドル円が動意薄、今晩の雇用統計を控えて小動きに終始しました。



・今日の相場はイレギュラーな木曜日発表の雇用統計を控えているわけですから、こんな動きになるのも仕方がないでしょうね。動意なんてなく商いも薄いですから、こんなものなのでしょう。


雇用統計の予想は非農業部門雇用者数が36.5万人減、失業率は9.6%となっています。雇用統計なんて当たらないのですよね。5月の非農業部門雇用者数は予想よりも20万人くらい良かったわけで、あの数字には???という感じなのですよね。6月もGM破綻はどがあったので個人的には36.5万人よりも減少幅は大きいだろうと思うのですが、良く分かりません。それでマーケットが動いてしまうから厄介なところです。とりあえずポイントとしては、非農業部門雇用者数が市場予想よりも悪い場合には株安・債券高・ドル高を想定でしょうけど、良かった場合には度合いによりますが債券安なのでしょう。ポジティブサプライズだった場合には、6月よりは沈静化していますが、再度出口論が燻ぶる可能性もあり、その場合には債券は長期中心に売られる可能性もありますし、株も上値が重くなりやすいです。市場予想通りの着地であればちょうどいい感じで3連休なのでしょうけどね。


・投資主体別売買動向。


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先週は信託銀行と自己(裁定買い)が買って外国人と個人が売り越したという感じですね。個人に関しては信用買い残が増えていますので現物での戻り売りが結構出たようです。信託銀行はなぜ買ってきたのか、その背景は良く分かりません。そして外国人については225先物で2642億円買い越しているので、現物売りの先物買いで差引実質買い越しとなっているのですが、これも良く分かりません。現物ショートして先物でヘッジしている向きもあれば、先物でショートを振っていた筋が買い戻していたりする可能性もあります。ちょっとまばらで方向感が見えない主体別動向だったかなぁ、という感じですね。相場の方向性もあまりなかったですから、こんな感じになるのかもしれませんね。


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by kabu-gion | 2009-07-02 17:09 | マーケット雑感


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