5日続落~7月は未だ白星なし

今日の東京株式市場は続落しました。


日経平均 9,467.79(-35.08)円
TOPIX 909.13(-3.29)
225先物(09/09) 9,640(-60)円


USD/JPY(15:30) 95.24円(みずほCBリファレンス)



・梅雨空のような東京マーケット。今日は満月+七夕。潮目が変わるのでしょうか?


・NY市場。6月のISM非製造業景気指数は47.0となり、前月の44.0や市場予想の46.0を上回りました。しかし、原油などの商品市況が下げる中エネルギーや素材などが軟調推移となり、上値が重い展開が続きました。しかし、引け際に買い物が入ってDJIAやS&Pはプラス圏での引けとなりました。個別でアメックスが投資判断引き上げを受けて上昇、指数を牽引しました。DJIAは44.13ドル高の8,324.87ドル、NASDAQは9.12安の1,787.40となりました。債券市場は2年債が3日続伸、10年物物価連動債の入札が行われ、最高落札利回りが1.902%(市場予想が1.933%)、応札倍率が2.51倍(前回は2.25倍)、間接Bidが49.7%(前回は26.2%)となり、順調な入札となったことから短中期債が買われる展開となりました。10年債利回りは3.510%(前日は3.502%)。外為市場はリスクオフの動きからドルと円が堅調、とりわけイングランド銀行が資産購入規模を250億ポンドに拡大するとサンデーテレグラフ紙が伝えたことからポンドが下落しました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、売り2270万株、買い1890万株、差引380万株の売り越し、金額9社ベースでは買い越しとの観測となりました。寄り付きは買い先行で始まり、9時2分には先物で9,740円まで買い進まれましたが、足元でドル円が95円台前半で推移していることから輸出関連が手掛けづらくその後は売りが出されて9時15分には9,650円まで売られ、小幅安水準での推移となりました。10時9分には9,620円まで売られ下げ幅を広げる場面もありましたが、その後は買い戻しや押し目買いなども入り、9,650円のところで推移していく展開となり、もみ合いの展開で前場の取引を終えました。


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・後場。後場寄りは前引けと同値近辺で寄り付いた後、アジア市場の堅調な流れを受けて小幅高水準で推移していく展開となりました。ただ、上値を買っていく動きもみられず、材料株の一角が崩れていくなど地合の好転には程遠い展開のまま、13時台後半から再度9,650円近辺での推移となりました。その後は方向感なく推移し、徐々に値を切り下げていく動きとなりました。一時前場安値の9,620円を付ける場面もありました。結局軟調な動きのまま引けました。出来高は203,875万株、売買代金は1,377,547百万円。債券市場は小動きも現物10年債は1.3%を割り込む場面もありました。JGBFは11銭安の138.47円。


・それにしても7月は未だ白星なしで5連敗、野球チームではないですが、ちょっと負けが込んできました。95円台前半のところでドル円は推移しており、これだと輸出は買えませんし、短観や雇用統計以降「(景気回復という)期待と(景気が回復していない)現実」とのギャップを修正しようとする自律的な動きが作用しているのかもしれませんね。だから景気敏感の市況関連や銀行などを売ってJR東日本やNTT、武田薬品や東ガスなんかが買われるわけです。


・上値が重いのはそれなりに理由があります。一つは何回か書いたところですがグローバルレベルでのリスクオフの動き(株式や商品などのリスク資産を見合わせる動き)があることは確かです。6月までちょっと期待先行で買いすぎたところがあってその反省なんかがあるのかもしれません。もう一つは高値で買いついた向きがしこってしまっている(=買い残増加) というのも上値を重くしている理由でしょう。7月3日申込現在の三市場信用残高は以下の通りです。


信用売残 918,839(+15,245)百万円
信用買残 1,557,649(+48,023)百万円


信用倍率 1.695倍


こんな感じで週ごとに取組が悪くなっています。買い方の評価損益がそれなりに良いので、高い所で買いついた銘柄などを難平買いなどをしているのでしょう。それゆえ需給上ではますます上値が重くなっています。例えばここまでの個人の中核銘柄はGSユアサで、それに関しては完全にチャートが崩れたにも関わらず買い残が増えています。それだけテーマは終わってはおらず未だ先高観が強いのでしょうけど、一方で高値の信用買残は売り予約以外の何物でもありませんから、これが大きくなってしまうとますます上値が重くなってしまいます。いずれにしてもここからさらに値幅と日柄の整理が終わらないと、ちょっと上値をトライするのは難しいのでしょうね。値幅調整に関しては3月以降全くやってこなかったので、少し調整幅が大きくなっていく可能性もあるのかな?という感じです。



・上値が重くなる三つめはエクイティ・ファイナンスの多さでしょうか。多さというよりも大きさですね。みずほの6000億円に続いてオリックスの1000億円、ANAの1000億円と続きます。当然ニューマネーの流入で手当てをするのではなく何かを売ってファイナンス資金に充当するわけですから、ダイリューションが起こる当該銘柄以外にも他の銘柄も値動きが悪くなりガリです。こんな感じで株式市場の需給は日に日に悪化しているという感じですから、当面はレンジ相場にしても上値というよりは下値のリスクの方が大きいという気がします。

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by kabu-gion | 2009-07-07 16:38 | マーケット雑感


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