8連敗~今月もSQは幻

今日の東京株式市場は続落しました。


日経平均 9,287.28(-3.78)円
TOPIX 872.50(-1.41)
225先物(09/09) 9,250(-60)円


7月限SQ 9,386.69円(確報)


USD/JPY(15:30) 92.80円(みずほCBリファレンス)



・昨年の7月4日に日経平均12連敗という記録がありましたが、今回の連敗記録もそうあるものではありません。引けまでプラスかマイナスかは見応えがありました。


・NY市場。新規失業保険申請件数は56.5万件となり、前週の61.7万件から低下、市場予想の60.5万件も下回ったことから買い先行で始まりました。しかし、上値が重くマイナスになるなどする場面もありました。バンカメ(メリル)がゴールドマン・サックスの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことから金融株に買いが入る一方でメルクにネガティブな材料がありヘルスケアのセクターの下げが全般の重しとなりました。原油相場が小反発していたことからエネルギー株もしっかりの展開となりました。DJIAは4.76ドル高の8,183.17ドル、NASDAQは5.38高の1,752.55。債券市場は軟調。30年債入札が行われ、最高落札利回りが4.303%(市場予想は4.292%)、応札倍率が2.35倍(過去10回平均が2.28倍)、間接Bidは43.9%(過去10回平均は29%)と無難だったものの、テールが流れたのが嫌気され利益確定売りの動きとなりました。10年債利回りは3.412%(3.306%)。外為市場では新規失業保険申請件数の改善からリスク・オフが後退、円とドルが売られる展開となりました。MPCで英国債などの資産購入プログラムの規模を1250億ポンドに据え置いたことからポンドが買われる展開となりました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り2820万株、買い2650万株、差引170万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。本日はオプション7月限のSQ算出日であり、寄り付きはそれに絡む売買が行われました。SQに絡む売買は、

 225型1銘柄当たり・・・売り74.5万株/買い81.0万株 差引8.1万株の買い越し
 TOPIX型・・・売り75本/買い70本 差引5本売り長

 出来高・・・225型1.64億株、TOPIX0.45万株、合計2.09憶株
 売買代金・・・225型1874億円、TOPIX型305億円、合計2179億円


このような市場観測となり(デルタ換算では売り越しと予想されていた)、SQが確定したのは9時10分に東京エレクトロンが寄り付いたときでした。SQは前日比95.63円高の9.386.69円だったのですが、先物の高値が9,380円であり、現物も日中高値が9,370.15円でしたから、これを上回れずに推移、その後SQが周知されるとともに上値の重さが意識される展開となりました。その後は材料株の一角が崩れて地合が悪化、10時54分に9,280円を付ける展開、マイナスサイドでの前引けとなりました。


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・後場。後場寄りは前引けとほぼ変わらずのところで寄り付き、その後9,250円を付けて下げ幅を拡大する場面もありましたが、その後は週末ということもありポジション調整のショートカバーなども入って9,330円まで買われる場面もありましたが、その後は戻り売りが出され、現物は前日終値近辺のところで一進一退の展開となりました。フローも小さくなり、動意に欠ける展開となっていきました。そして引けは小幅続落で取引を終えました。出来高は205,957万株(SQを除く実質は18億株台)、売買代金は1,416,892百万円(こちらも実質1兆2000億円程度)となり、薄商いとなりました。債券市場は堅調。国内年金筋が長期を益出し売り、中短期で買いを入れた結果債券需給は引き締まったことから堅調な展開、JGBFは12銭高の138.84円。外為市場ではドル円は93円でやや方向感がない動きとなるもロンドン時間ではやや売り優勢となっています。



・今日のところも週末に都議選が行われるわけですから、ただでさえ手控えムードがある中でSQが幻となってしまったことや材料株の一角が大幅安となるなどして軟化してしまうのも仕方がないですね。SQは95.63円高ですからそんなに高い位置ではなく、反発するならばこれをクリアできたはずですから、逆に考えればそれだけ地合が悪いということなのでしょう。


・今週の動きに関して簡単にまとめると、米国債の大量入札が控えていましたので、マネーフローからすればその分リスクアセットを換金化して入札のために資金を確保していたわけです。その債券を如何に買わせるか?ということで当局も景気・物価に対してネガティブキャンペーンを展開したのでしょう。イエレン・サンフランシスコ連銀総裁の発言や米経済再生諮問会議のタイソン氏の発言なんて6月には出てこなかったでしょうから、そのようにも勘繰ってしまいますね。


・今週もお疲れさまでした。良い週末をお過ごしください。


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by kabu-gion | 2009-07-10 17:02 | マーケット雑感


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