2009年 03月 13日 ( 2 )

反発~13日の金曜日・SQ乗り切り大幅高

今日の東京株式市場は急反発しました。


日経平均 7,523.97(+325.72)円
TOPIX 724.30(+23.37)
225先物(09/06) 7,510(+420)円


3月限SQ 7,491.33円(確報)


USD/JPY(15:30) 97.86円(みずほCBリファレンス)



・金融市場にも「春」なのか?春は天候が荒いのですが。夕場で初めてサーキットブレーカーが発動されたようですね(今日は残念ながら引け後から確定申告でお出かけ中でして、みることができませんでした)。


・今日から配当落ちまでの間は現先がおよそ70円程度の逆鞘で推移します。当記事では先物の概況を書いていますが、現物をご覧の方はディスカウントした数値であることをご承知ください。


・NY市場。朝方の経済指標は2月の小売売上の発表があり、市場予想を上回る前月比-0.1%(自動車除く+0.7%)となり、利益確定売りをこなしながらの推移となりました。GEが1956年以来の「トリプルA」格を失い、「AA+」となったものの、1ノッチの引き下げにとどまった(社債市場では一時トリプルB格扱いだったらしいが)ことも好感されました。そしてまたぞろ銀行のトップが「1-2月は黒字」発言。12日はバンク・オブ・アメリカのルイスCEOが講演で「将来、追加の公的資金が必要になる銀行も出てくるだろうが、当行はそうならない」と述べたことをきっかけに金融株に再度買い。バンカメは+18.66%。S&P金融株指数も10%上昇する展開となりました。結局DJIAは7,000ドル回復、239.66ドル高の7,170.36ドル、NASDAQは54.46ドル高の1,426.10となりました。債券市場では110億ドル規模の30年債入札が行われ、応札倍率が2.40倍(前回は2.02倍)・間接応札が全体を占める割合が46.2%となり、良好な結果となったことから長期債に買いが優勢、10年債利回りは2.86%(前日は2.91%)。為替市場ではスイス国立銀行(SNB)が25bpの利下げを行い、これは市場コンセンサス通りだったものの、同時にスイスフラン売り介入を行い、ユーロが強い展開となりました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買動向は、11社ベースで売り2260万株、買い1580万株、差し引き680万株の売り越し(22営業日連続)、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。本日は先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日。SQ関連の売買が寄り付きの段階で執行され、その内容は以下の通り。


225型1銘柄あたり
売り・・・193.2万株
買い・・・218.9万株
差引・・・25.7万株の買い越し


225型
4048億円の売買/475億円の買い越し


TOPIX型
5524億円の売買/241億円の買い越し


225確定時刻 9:26(6770 アルプスが寄り付いたとき)


このような観測でした。先物は買い気配スタート、7,390円で寄り付きました。そして9時15分前からNTショート(N売り/T買い)を組んでいた向きの買い戻しが入り225主導で上値追いの展開、現物はSQ値をあっさり抜き、9時57分には先物で7,500円を付けました。但し、加重型は相変わらず売りが出され、NTのパフォーマンスは160-170bs程度まで拡大していました。


a0120390_19512176.gif



・後場。後場寄りは7,470円でスタートした後は再度上値追いの展開、一時先物で日中高値の7,520円を付ける場面もありました。その後は週末・G20を控えて、ということもあり、動きにくい展開となり、7,500円を挟んだ取引に推移しました。後場中盤あたりから加重型にも下値拾いの買いが入り始める場面もみられました。結局現物指数は高値引けに近いような形で取引を終えました。債券市場は昨日入札が良好だった5年債についてセカンダリーではさほど売れていないとの見方や株高で急反落も引けでは持ち直し、JGBFは前日比25銭安の138.67円。


・一昨日からの加重型の売りに関してはどうも系統金融機関の売りではないかとの観測が浮上しています。逆行安に新安値の銘柄にちらほらメーンバンクであったり、もしくは大株主であったりするものがいくつかありました。昨日はドル円の動きを見ても不気味だなぁ、と不安視していたのですが、どうやらこういった動きがあったようです。期末に巨額増資を控えていたりします。期末ですから、ほんの需給要因で一気に動いたりしますので、モメンタムが読めない感じもしますね。


スイスフラン。久しぶりに為替ネタ。金融危機に入って以降メジャーカレンシーで初めて売り介入を行ったことは結構衝撃でした。円だって、87円まで行こうが口先だけで介入してはおりません。一部には通貨切り下げ競争につながる懸念があるようです。そして次は円がやるんじゃないか?なんていう憶測も出されているのです。スイスフランも円と同じくリスク回避の対象になっていて、CHF高で実質金利が切り下がらないという悪循環に陥っていたようです。そのため介入を行ったとみる向きもいます。


・個人的には行き過ぎたマーケットに対して経済を急場からしのぐという意味において為替介入という行為は否定しません。国際協調・合意形成がなされた上で介入を行う場合と単独の介入では意味合いが違ってくるのですよね。国際協調・合意形成がなされている介入であればマーケットの行き過ぎ修正と解釈されるのですが、単独の場合はちょっとそういった保護主義的な動向を警戒視する向きが出てきてもおかしくはないのです。大恐慌から保護主義への経緯は通貨切り下げ競争で、今回のSNBの動きはそれを想起させる動きだった、ということをいう人までいますからね。従って、国際協調の枠組みの中でこういった単独介入を抑制できるかどうか、G20なりG7の動向に注視しておきたいですね。スイスはご存じの通り枠組みには入っていませんので、この国独自で済まされるという解釈があるのですが、「まさか、白川さん、単独ではやらないでしょうねぇ」、という感じでみられているのだとしたら、それは嫌な感じもします。


それでは今週もお疲れ様でした。よい週末をお過ごしください。


-------------------------------------------------------------------------------------

「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-03-13 19:54 | マーケット雑感

SQ=7,491.33 円(推計)

2009年3月限SQは、

7,491.33

となりました。



なお、上記のSQはあくまでも推計値です。正式なSQは引け後に大阪証券取引所から公表されます。

-------------------------------------------------------------------------------------

「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-03-13 09:27 | SQ