2009年 03月 27日 ( 1 )

安値引け~買い疲れ感

今日の東京株式市場は反落しました。


日経平均 8,626.97(-9.36)円
TOPIX 824.53(-2.28)
225先物(09/06) 8,630(-80)円


USD/JPY(15:30) 98.13円(みずほCBリファレンス)



・安値引けでTOPIXは9連勝どまり。


・NY市場。経済指標は新規失業保険申請件数が65.2万件(前週は64.4万件)、10-12月GDP確報値が-6.3%と下方修正されたものの、事前予想よりは悪くないものとなりました。家電量販店のベストバイの決算においてアナリスト予想ほど落ち込まなかったことから小売関連中心に買い優勢の展開で始まりました。GMの賃金コスト低下も好感されたようです。この日注目されていた7年債入札はまずまずで、応札倍率は2.52倍(前回は2.11倍)となったことで債券相場が買い優勢となったことも好感され一段高となっていきました。フレディマックが発表した住宅ローン30年物固定金利が1971年以降最低水準になったことから住宅市場の好転を見越す買いも入ったようです。GSがリサーチ・イン・モーションを買い推奨となったことでハイテク株も引き締まる展開となりました。DJIAは174.75ドル高の7,924.56ドル、NASDAQは58.05高の1,587.00となりました。10年債利回りは2.76%(前日は2.79%)。



・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、11社ベースで売り2100万株、買い2180万株、差し引き80万株の買い越し(31営業日ぶりの買い越し!!)も、金額9社ベースでは売り越し観測となりました。経済指標では2月のCPIが前年比変わらず(Est.変わらず)、2月の小売業販売額は前年比-5.8%(Est.-4.0%)となりました。寄り付きは先物で小幅安、前日に現先で大きく順鞘を作ったことから現物はしっかりの始まりとなりました。その後は利食い売りをしっかりこなしながら上値追いの展開となり、8,800円台回復、先物で8,860円、現物で206円高までありましたが、その後はやや上値が重い展開となり、8,700円台での推移となりました。


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・後場。後場寄りは前引けよりも50円安く始まった後に日中安値圏に沈むもその後は買い戻しも入り、13時台は8,700円台での堅調な推移となっていきました。しかし、短期的な過熱感が漂い、ドル円も公示仲値(三菱東京UFJ銀行=98.59円)以降、受け渡しベース年度末最終売買日(T+2)に伴うレパトリと思われる円買いに押され、その後は上値が重くなりました。週末控えということもあり、上値を積極的に買う動きは限定的、14時46分にはこのところ値を飛ばしていた金融中心に売り込まれTOPIXがマイナスに転換し、225も15時にマイナス転換、そして安値引けとなって取引を終えました。債券市場は先物主導で下落、JGBFは27銭安の138.21円。



・ひょっとしたら、国内金融機関のヘッジ売りに伴う買い戻しが一巡したかな?という感じもしないわけではありません。1月13日に空けた窓を2ヶ月半の日柄を置いて埋めましたから、テクニカル的にも達成感や過熱感が強い感じなのでしょうね。過熱感を表す指標では、


①25日移動乖離・・・12.76%
②ボリンジャーバンド+2σ・・・8,593.00円
③ストキャスティクス・・・%D=87.34%、slow%D=92.67%
④RSI9日・・・97.03%
⑤TOPIXのサイコロ・・・10勝2敗


こんな感じでしょうか。


・年度末を表す動きとして、今日は外為市場に神経質でした。外為の直物市場は受け渡しがT+2(前倒しすることはできますが)ということで本日が年度内最終売買日となって、公示仲値でドル余剰となり、東京のオプションカットの時間帯は98円割れになるなど結構動きました。株式市場は権利がついたものではT+5で現物の受け渡しは新年度に入りましたが、株価指数先物はT+1のため、30日までは年度内取引なのです。このあたりは来週にかけても(株先/債先/外為各市場で)まだけ込み的な期末特有の動きは意識しておく必要があります。


・来週のスケジュールは改めて書きますが、来週は経済指標のオンパレードとなります。雇用統計までありますが、個人的に敢えて取り上げるとすれば、1日の日銀短観とISM製造業景気指数が当面のモメンタムを決めそうな感じを受けます。短観は足元DIが-55となる予想があるのですが、先行きDIがどの程度改善が見込めるか、この点に注視していきたいと思います。米国でもISM製造業景気指数で改善があるかどうかにも注視していきたいですね。マクロ的にいえば景気の先行指標であるマインド指数の改善はこの時期とても重要だといえます。要はボトムアウト感の期待が本当なのかどうなのか、といったところです。


・後は4月初旬に北朝鮮がミサイルを発射するのではないか、とみられております。意識されにくいのですが、地政学リスクは外為相場中心に結構反応しますので、このあたりにも注意を払いたいところではありますね。4月2日に金融サミットが行われますが、これについては来週に焦点がまとまってくるのでしょうから、その時にちょっと考えてみたいと思います。


・それでは今週もお疲れ様でした。よい週末をお過ごしください。


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by kabu-gion | 2009-03-27 19:39 | マーケット雑感