2009年 04月 24日 ( 1 )

反落~週末のポジション調整?

今日の東京株式市場は反落しました。


日経平均 8,707.99(-139.02)円
TOPIX 830.05(-9.45)
225先物(09/06) 8,740(-90)円


USD/JPY(15:30) 96.89円(みずほCBリファレンス)



・今日はいろいろ忙しく、所用があって遅くなりました。やや簡潔に書いていきます。



・NY市場。寄り付きは小動きとなりましたが、10時に3月の中古住宅販売件数が発表され、前月比-3.0%と市場予想を下回るものだったり、新規失業保険申請件数が64万件に増加、受給総数が過去最高となったことが株価の重石となりました。やや神経質な展開となるも、引け間際にフィフス・サード・バンコープやPNCフィナンシャル・サービス・グループが市場予想を上回る決算を発表して金融株に買い戻しが入り、UPSの業績悪を相殺して高く引けました。DJIAは70.49ドル高の7,957.06ドル、NASDAQは6.09高の1,652.21となりました。債券市場は小幅高、財務省が来週の入札が総額1010億ドルの規模になると発表するも、FRBが今週2度目の買いオペで70億ドルを購入、需給の強弱材料をこなしながらの展開となりました。10年債利回りは2.93%(前日は2.94%)。外為市場ではユーロ圏製造業PMIやクレディ・スイス決算でマインド改善、ユーロが買われました。



・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、売り2290万株、買い1400万株、差し引き890万株の売り越し、金額9社ベースでも売り越しとの観測となりました。寄り付きは前日とあまり変わらない水準、8,840円で寄り付いたのですが、NYタイムズが来週にもクライスラーがChapter11を申請する見込みであると伝えられたこともあって売りが優勢となっていきました。ドル円・クロス円が軟調に推移し、リスク回避姿勢からまとまった売り物が出され、一時8,750円まで売られましたが、9時58分にBloombergでみずほFGが劣後債の発行登録を実施したことが報じられ、10時4分に同社株に196円に9,000,500株もの大口買いが入ったことをきっかけに銀行株が一段高、TOPIX型主導で下げ渋りの展開、その後は戻り基調となり8,860円のところまで戻してプラスに転じる場面もありました。前引けは小幅安で終えました。


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・後場。後場寄りは昼休み中にドル円が一段安となった流れを受け寄り付き後は小動きも、13時過ぎからまとまった売りが出されて8,720円近辺のところまで売られていき、さらにドル円が97円割れのころまで突っ込むと14時11分に8,690円まで売られたところで売りは一巡し、その後は週末のポジション調整の動きに終始しました。結局引けは安値圏で今週の取引を終えました。債券市場は引けにかけて現物債に売りが出され、小安くなりました。JGBFは11銭安の137.15円。外為市場ではドルが売られていく展開となりました。ストレステストについてKBWが独自調査を行った結果総額1兆ドル程度の増資が必要と朝方伝えられ、昼にかけて97.50円のオプショントリガーに絡む売りが出され、一気に96円台まで下落していく展開となりました。ロンドン時間では96円台後半のところでの取引となっています。



・今日の動きはストレステストの結果を今晩にも銀行に伝えられると報じられたり、いよいよビッグスリーの一角クライスラーのChapter11のカウントダウンが始まったという感じで、好材料もなく下げてしまったという感じです。


・みずほは大商いだったのですが、あれで良いのでしょうか?と、ふと思いました。劣後債発行でダイリューションが起きないと踏んだので一斉に買い戻しが入ったという感じなのでしょう。しかし、実際決算が出てみないと何ともいえないのですが、本当にTier1増資(普通株なり優先株)が必要ないのか?といえばどうなのか、という疑問は残ります。決算発表をみないことには分かりませんが、12月時点でのコアTier1比率は1.57%と国内金融機関の中でも財務は弱く、さらに今期も与信管理が厳しく問われるような景気情勢で本当に劣後債発行だけで財務がやっていけるのかについては甚だ疑問があって、そのうち普通株なり優先株増資があるのでは?という感じもするのですよね。GS証券のアナリストがTOPIXが700でTier1比率を8%に引き上げるには9000億円の増資が必要だと推計し、それを見越してコンビクション・リスト・セルを継続してターゲットプライスを150円から130円にしているようですから、将来的なダイリューションの懸念は燻るままでしょうね。


・今晩はG7。この間のG20金融サミットの如く財政拡大で欧州と日米が対立するのでしょうか?まだまだ国際協調が必要なだけに足並みが揃うことができるかどうか、注目でしょう。またストレステストの行方がますます思惑を呼んでおり、どうなるのかな?という感じでちょっと神経質な相場が続きそうですね。



・それでは今週もお疲れ様でした。良い週末をお過ごしください。


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by kabu-gion | 2009-04-24 20:04 | マーケット雑感