<   2009年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧

6連騰~日中値幅は今年最小

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 9,741.50(+37.36)円
TOPIX 914.50(+0.94)
225先物(09/06) 9,760(+50)円


USD/JPY(15:30) 95.98円(みずほCBリファレンス)



・値幅が60円の相場でした。



・NY市場。4月のNAR中古住宅販売成約指数が前月比+6.7%となり、過去7年で最大の伸びとなったことから住宅関連のDRホートンなどが大幅高しました。オバマ大統領が議会に医療制度改革法案の通過を求めたことからヘルスケア関連もしっかりしました。半面で新株発行からJPモルガンやアメックスが軟調な動きとなり、指数は小動きとなりました。4月の米国自動車販売は前年比でGMが-26.3%、フォードが-21.2%、クライスラーが-44.8%。国内勢はトヨタが-38.4%、ホンダが-39.2%、日産自が-30.5%となりました。米国メーカーについては前月比プラスとなり、フォードも買われました。DJIAは19.43ドル高の8,740.87ドル、NASDAQは8.62高の1,836.80となりました。債券市場は小幅高。ガイトナー財務長官が中国で政府支出を削減する意向を改めて表明し、テクニカル的な売られすぎ感から買い戻しが入りました。10年債利回りは3.61%(前日は3.68%)。外為市場ではロシア政府高官による新興国の指導者が超国家的な国際通貨に関する話題からドル売りの流れとなり、ユーロは1.43ドル台まで上昇しました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで売り1660万株、買い2180万株、差引620万株の買い越し、金額9社ベースでも買い越し観測となりました。寄り付きは現物・先物ともに小幅高で始まった後9時18分に9,780円を付ける場面がありました。その後は利食い売りなども出され、9,730円付近で一進一退の展開となり、膠着感を漂わせる展開となりました。資源関連がしっかりも自動車や金融などのセクターが指数を圧迫となるも、中小型株への嵩上げ相場の様相となっていました。


a0120390_1755666.gif



・後場。後場寄りは前引けと先物で同値、現物もほぼ同じ水準で寄り付きました。その後はじり高となり、再度9,780円の高値にタッチする場面がありましたが、7,700円後半から7,800円台に掛けて先物の売り板が厚く、なかなかこれをブレイクするような買い物は入らない展開となりました。その後は9,750円のオプションの権利行使価格の近辺でのもみ合いとなり、動意薄のままの引けとなりました。引けでは東芝の増資によるTOPIX算出のリバランスの動きから加重型に売りが出され、TOPIXよりも225がアウトパフォームする形で取引を終えました。債券市場は小幅高。現物債で1.55%の水準まで売られる場面がありましたが、先物はしっかりの展開となり、JGBFは6銭高の136.36円となりました。外為市場では豪1-3月GDPが予想を上振れしたことからオーストラリアドル中心に高金利通貨が堅調に推移し、15時に掛けてドル円も持ち直して96円台に入りました。



・今日の相場は日中値幅が先物で60円、先物の出来高が225ラージで4万7413枚となるなど、極めて動意薄の展開となりました。閑散相場といっても良い感じの展開となり、盛り上がりには欠ける展開となりました。ただ騰落銘柄数では値上がり830に対して値下がりが715でしたし、マザーズ指数が10連騰していますから、依然として中小型株への物色意欲は旺盛と見ることもできます。Core30がマイナスで大型株こそいまいちですが、中小型株が堅調に推移していることは先導してきた株に利食いを入れ、出遅れていた銘柄に物色の矛先を向けているという感じなのでしょう。あるいは3市場の信用評価損益率が10.00%で、10週連続の改善で、信用の投資余力も大きくなっているのでしょうから、個人投資家の回転売買も効いているようにも思えます。


・但し、仮需の積み上がりには警戒を持たざるを得ない水準でしょうか。昨日発表された信用買い残が1兆0000億円で、今日発表された裁定買い残が1兆607億円で、今の時価総額が296兆4143億円で時価総額に占める仮需比率は0.695%ですから2007年みたいに膨大に積み上がっているわけではないものの、金額の絶対水準としては決して低くはないですので、上値が重くなると持ち高整理の圧力はかかりやすくなります。日々2兆円くらい商いが出来れば消化できるのですが、今の売買ボリュームだと持ち高整理に動いたときに下押す懸念がややあるのかな?という感じですね。裁定買い残については来週末にメジャーSQがありさらには7月にETFの分配落ちがありますので、今積み上がっている分に関してはいずれふるい落とされる可能性があります。信用需給についても明確に買い長ですから、取組もやや悪化していますので、ここから仮に10,000円より上に持ち上げていくにはどれだけかの実需の買いが入る必要が出てくるのではないでしょうか。



・あとは昨日の米新車販売が気になったですかね。今年に入って最高の販売水準だったですが、よくよく考えてみないといけないのは、この数字が自動車ディーラーのいわゆる「投げ売り」によってもたらされたのではないかという可能性があることです。前月はクライスラーの破綻があって、リストラの一環から閉鎖される予定のディーラーが大幅に値引きして投げ売りして在庫処分を行ったのではないか?ということです。そしてその結果としての今年最高水準の販売高だったとするならば、それは単価下落バイアスが働いていることになります。そしてその値引き水準が自動車の価格として今後定着してしまうと自動車メーカーの利益率低下につながったりする可能性があります。ただでさえインドのタタ・モーターズのNanoが20万円で買えるわけですし、そんな中で在庫処分で投げ売りせざるをえない状況であるとするならば、自動車の販売価格に下押しバイアスがかかりやすいですので、今後の自動車メーカーの収益環境を考える際にはこういった動きを注意深くみていく必要がありそうです。


-------------------------------------------------------------------------------------


相場の極意を見極め、解説していく宮地塾
罫線の中に現れる二段波動を相場観を高めることにより、正確に読み取っていく知識を身につけるために設立された、二段波動研究会
「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-06-03 17:57 | マーケット雑感

5日続伸~利食い売りに押される

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 9,704.31(+26.56)円
TOPIX 913.56(+1.04)
225先物(09/06) 9,710(+20)円


USD/JPY(15:30) 96.35円(みずほCBリファレンス)



・今日は一日中出かけており、相場をあまり見ていませんでした。


・雑感だけいえばダウが200ドル以上高くなって帰ってきたのに日経はあまり伸びないのが印象的といえばそれまでなんでしょうけど、さすがに1万円を射程に入れている相場付きですから当然それを前に利食い売りもでるのだろうというような感じですね。一気にはいかない感じですかね。GMの破綻の影響は中長期でボディーブローのように効いてくる話ですが、目先的には出尽くしなんでしょう。もうNYSE上場廃止となったようですしね。


・夕刻になってドル売りが来ていますね。ユーロは再度1.42ドル台に乗せてきました。ドル売りに拍車がかかるとインフレがテーマになっていきますから、この点が気がかりなところです。ガイトナーさんは中国で「ドルは長期にわたり主要準備通貨の座を維持すると予想」として中国サイドに配慮した感じですが、BRICs首脳会議で新たな国債準備通貨構想を討議する可能性という話もあってどうもきな臭い感じです。IMFのSDR(特別引き出し権)が具体的な準備通貨として検討される可能性もありますから、その際のドルの扱い方に関する論議には注視しなければいけないんでしょうね。


-------------------------------------------------------------------------------------


相場の極意を見極め、解説していく宮地塾罫線の中に現れる二段波動を相場観を高めることにより、正確に読み取っていく知識を身につけるために設立された、二段波動研究会
「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-06-02 19:40 | マーケット雑感

メモ~DJIA入れ替え

ダウ・ジョーンズ社はダウ工業株平均(DJIA)の銘柄入れ替えを行うと明らかにしたようです。

【採用】
トラベラーズ、シスコシステムズ

【除外】
シティグループ、GM

-------------------------------------------------------------------------------------


相場の極意を見極め、解説していく宮地塾罫線の中に現れる二段波動を相場観を高めることにより、正確に読み取っていく知識を身につけるために設立された、二段波動研究会
「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-06-01 22:53 | マーケット雑感

4日続伸~連日の年初来高値更新

今日の東京株式市場は続伸しました。


日経平均 9,677.75(+155.25)円
TOPIX 912.52(+14.61)
225先物(09/06) 9,690(+180)円


USD/JPY(15:30) 95.23円(みずほCBリファレンス)



・強いですね。


・NY市場。経済指標では1-3月GDP改定値が-5.7%となり速報値から上方修正、5月のシカゴPMIは34.9と前月の40.1よりも悪化、ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は前月の60.1に対して68.7と強弱入り混じるものとなり、指数も序盤は小動きとなりました。しかし原油先物相場など商品市況が堅調に推移し、エネルギーや素材などが買われて上げ幅を拡大していきました。DJIAは96.53ドル高の8,500.33ドル、NASDAQは24.55高の1,774.33となりました。債券市場は堅調。1010億ドルの入札にも関わらず海外投資家の需要の底堅さが確認されたことやMBSの売り観測が出されなかったことから買い優勢の展開となりました。10年債利回りは3.46%(前日は3.61%)。外為市場ではドルが広範囲に売られる展開、ユーロはドルに対し1.41ドルを抜けるような展開となりました。


・東京株式市場・前場。寄り付き前の外資系証券の売買注文動向は、10社ベースで買い1710万株、売り1580万株、差引130万株の売り越し、金額9社ベースでは売り買い均衡との観測となりました。寄り付きは先物は変わらず近辺、現物は小幅安水準での始まりとなりました。その後は狭い範囲内でのもみ合いに終始するも資源関連のセクターが物色され、現物も切り返す展開となり、小幅高水準となりました。そして10時に5月の中国PMIが発表され、前月が53.5だったのに対して53.5となり、前月に比べ悪化はしたものの引き続き好不況の分かれ目である50を3か月連続で超えたことから買いが入り、先物で9,630円まで買い進まれていきました。その後も堅調な動きで高値圏でのもみ合いとなり、前場の取引を終えました。


a0120390_179922.gif



・後場。前引け後にGMがChapter11を申請すると発表されたのですが、アジア市場やGLOBEXの米株先物市場においてこれに対する反応は限定的、後場寄りも堅調推移の展開で始まりました。そして後場寄りまもなくから先物に買い物が入り、9,690円まであった後は狭い値幅でのレンジ相場となっていきました。13時台には、一時9,700円まで買い進まれていきましたが、売り指値も多く控えており、これを消化して騰がるだけの買いは続きませんでした。しかし、買いのニーズは強まる展開が続いていたこともあり、終日堅調な推移となっていきました。債券市場は続伸。米国債が買われていた流れを引き継ぎ、堅調な始まりとなりましたが、株高でやや値を削る展開となりました。JGBFは10銭高の136.51円。外為市場ではリスク志向からドルを売り高金利通貨などを買う動きが活発となりました。


・今日のところは中国のPMIが予想ほど悪くはならず、好不況の分かれ目である50をキープしたことが上げピッチを加速させた感があります。中国の経済指標は国家統計局が発表するものよりも民間の物流購買連合会のほうが信憑性が高いなどと言われたりしていますので、このPMIの数字、それを受けての上海高はストレートに効いたのでしょう。GMのChapter11に関しては材料出尽くしといった感じでした。


・テクニカル的には強気ですね。昨年のリーマンショックが起きて6,994円まで下落し、戻り相場が9,521円(11月2日)を抜けてきたことはチャート上では買いなんですよね。これはどういう意味するかといえば、日経平均が9,521円のネックラインを抜いたことから10月の6,994円と3月の7,021円でダブルボトムが確定したということになります。さらにはTOPIXも1年間の売買コストである200日移動線を抜いてきたことからこちらも強気シグナルと言えます。あとはTOPIXの10月・3月安値のネックラインである966.91を抜けていけばなおさらチャート形状は良くなります。当然、チャート形状が良くなったり、レンジブレイクが起こるようなことになればテクニカルで売買する短期筋の買いや売り方のストップロスも入るでしょうから、需給的にも引き締まるわけです。累積売買代金も薄いゾーンに入っていますから、ここから10,500円までは節目らしい節目がないのも先高観を強くさせている感じなのでしょう。


・ファンダメンタルズをみればいろいろな懸念材料が横たわっている以上、慎重に物事をみざるを得ないというところです。流動性相場ですから、悪材料を無視する習性があるのもわかりますけどね。GMの問題だって、Chapter11でとりあえず一区切りなんでしょうけど、マクロ経済に与える影響がこれから出てきますから、今後非常にナーバスになるのではないか?という感じなのでしょう。今後は再建のスピードが求められるのですが、やはり世界最大級の製造業が破綻したわけですから、当然雇用→消費支出というところへと跳ね返っていきます。従って、一時的に持ち直す兆しがある米経済を再度下押しする可能性だってありうるわけです。このあたりはロイターの「GM破たんで懸念される米経済への悪影響、日本勢の業績計画に狂いも」という記事に詳しく書かれています。先週末のシカゴPMIの数字も悪かったのはクライスラーの破綻が影響したことが背景にあったようですので、やはり短期的にはアク抜け材料として考えてもよいのでしょうが、中長期では雇用情勢の悪化がボディーブローとして効いてくるような気もしています。破綻処理に関しても債権債務関係が複雑で、クライスラーのように簡単にはいかないでしょうから、再建の道筋が長引けば長引くほどマクロへの波及は避けられないのだと思われます。


・ファンダメンタルズは悪くてもテクニカル的には良好な相場、どこまで綱引きが続いていくのでしょうか?これが6月相場の焦点だったりします。ドル安・債券安(長期金利高)・株高・商品高という構図がどこまで続いていくかがポイントでしょうね。これらの動きが昨年の今頃のデジャヴとして映るのは私だけでしょうか?


・明日は都合によりお休みをいただきます。

-------------------------------------------------------------------------------------


相場の極意を見極め、解説していく宮地塾
罫線の中に現れる二段波動を相場観を高めることにより、正確に読み取っていく知識を身につけるために設立された、二段波動研究会
「多彩な執筆陣と本物を見抜く読者が創り上げる」新しい形態の新聞、ビスタニュース

人気ブログランキングへ
[PR]
by kabu-gion | 2009-06-01 17:07 | マーケット雑感